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「3大悪材料」に見舞われた韓国…10カ月ぶりウォン安水準

米FRBの早期テーパリング示唆・デルタ変異株流行拡大・半導体シェア低下懸念。 外国人投資家たちの韓国株売却「セル・コリア(Sell Korea)」により、株式市場だけでなく外国為替市場の不安も膨らんでいる。

外国人投資家たちが韓国株を売って得た金をドルに変えていることから、13日のウォン/ドル相場はこの10カ月間で最もウォン安の1ドル=1169ウォンを記録した。昨年末(1086.3ウォン)に比べて7.6%のウォン安だ。今週(9-13日)だけで2.4%(26.9ウォン)のウォン安になった。専門家は「米国が早期にテーパリング(量的金融緩和政策の段階的縮小)を行う可能性があるため、世界的に見てもドル高傾向にあるが、最近のウォン安は主要国の通貨に比べても急だ」と語った。

外国人投資家たちの離脱を加速化させる3大悪材料に挙げられているのは、「米国の早期テーパリングの可能性」「明るいとは言えない半導体展望」「世界の下位圏にある韓国の新型コロナワクチン接種率」だ。米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)のクリストファー・ウォラー理事は2日、「早ければ10月から債券買い入れを減らしていく可能性がある。9月には、(テーパリング)計画の発表を準備しなければならないだろう」と述べ、来年ではなく今年の秋にテーパリングが開始される可能性を示唆した。

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韓国の主力産業である半導体の展望が明るくないことも問題だ。今月12日と13日の二日間、外国人投資家たちは韓国時価総額1位のサムスン電子株を4兆ウォン(約3770億円)、2位のSKハイニックス株を1兆ウォン(約942億円)売り越した。ジョー・バイデン米大統領が500億ドル(約5兆4800億円)規模の半導体支援策を議会に要求したというニュースで、韓国・台湾の半導体市場シェアが低下するだろうとの懸念が高まった。サムスン電子の半導体業界におけるライバル企業・TSMCの比重が高い台湾加権指数も13日に1.4%下がった。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/08/14/2021081480010.html

2021-08-07-k003.jpg

韓国経済全体で考えた場合、半導体や造船など製造業の業況が勢い良く伸びる一方で、小売り、宿泊、飲食などサービス業をはじめとする非製造業には下押し圧力となる。その状況下、主要投資家はリスクテイクに慎重だ。それに加えて、世界経済のデジタル化の加速などによってアフターコロナが実現した場合の経済の状況が、パンデミック発生前とかなり異なっている可能性もある。

デルタ株の感染は韓国経済の先行きに関する不確定要素を増大させ、ウォン売り圧力を高めている。リスク回避のドル買いが加速し、感染が増え始めたタイミングで韓国総合株価指数は最高値を更新し、利益確定のための韓国株売り・ウォン売りのオペレーションを行う海外投資家が増加している。

記事にある様に、今月12日と13日の二日間、外国人投資家たちは韓国時価総額1位のサムスン電子株を4兆ウォン(約3770億円)、2位のSKハイニックス株を1兆ウォン(約942億円)売り越したのは不安材料でもある。米大統領が500億ドル(約5兆4800億円)規模の半導体支援策を議会に要求した事で、韓国・台湾の半導体市場シェアが低下するだろうとの懸念が高まった背景もある。


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[ 2021年08月15日 08:53 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(1)
当分我慢なようで
サムスンは米国に170億ドル投資するらしいが、全体像は不明で、
果たして、工場建設から、生産、販売、シェア獲得までシナリオを
描けているのか見えない。なので、投資家はまだ信用していない。

DRAM、フラッシュは市中在庫が積み上がっている。韓国2社は、
これ以上押し込めないからメモリは減産でしょう。
前期の収益が良すぎだから当分我慢になります。
去年の今頃は、サムスン最高益と騒がれていた。
[ 2021/08/15 15:38 ] [ 編集 ]
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