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円相場100円目前、日本の実体経済回復には遅れ!!

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円安水準が1ドル=100円に迫る中、「円安効果」は必ずしも目に見えてこない。急激な円安は、心理的側面や金融面では日本経済に活力を吹き込んでいるが、輸出は伸びず、自動車販売など消費が減退するなど、実体経済は円安に追い付いていないのが現状だ。

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■株式市場は活況

連日株価が急騰し、証券街の兜町は活気にあふれている。わずか数カ月前までリストラの嵐が吹き荒れていたが、一部の証券会社は株価急騰で出来高が増え、社員に成果給まで支給した。兜神社の参拝客のさい銭も昨年は10円玉が大半だったが、現在は500円玉も増えた。首都圏の高級ゴルフ場では会員権価格が2倍に急騰したという。

しかし、平凡な日本人に会うと反応は正反対だ。会社員のオカダサチコさん(45)は「株価は上昇し、景気が良くなるとはいうが、むしろ物価上昇が心配だ」と話した。日本人が保有する金融資産のうち、株式や出資金の割合は6%にすぎず、大半の日本人にとって、株価上昇は他人事だ。円安で電力料金や石油価格が上昇したほか、小麦粉など生活必需品の価格も値上がりし、負担は増大した。

■自動車輸出減で貿易赤字続く

日本政府が8日発表した2月の貿易収支は6770億円の赤字だった。輸入は円安で液化天然ガス(LNG)や原油の輸入単価が急騰し、前年同期に比べ11.5%増加したのに対し、輸出は3.5%減少した。3月1-20日の貿易収支も4000億円の赤字となっている。自動車は2月の輸出が前年同月比で13.7%減少した。中国、欧州の景気低迷が影響した。一方、円安によるガソリン価格上昇で、日本国内の自動車販売も急減し、2月は15.1%減の80万8194台にとどまった。

■Jカーブ効果か構造変化か

円安でも貿易赤字が続くのは、短期的に最終的に予想される効果とは逆方向に状況が動く「Jカーブ効果」の影響だ。為替相場が下落すれば、輸出価格が低下するが、それをカバーするほど輸出量を増やすためには時間がかかるため、当面はむしろ貿易赤字が拡大する。

日本政府は円安効果が表れるには半年から1年ほどかかり、時がたてば輸出が増えると期待している。

しかし、みずほ総合研究所は「日本の産業構造が変わり、輸出品は完成品よりも部品が中心となっているため、円安効果は予想ほど大きくない」と予想した。特に世界的なヒット商品を生み出せずにいる電子業界は円安効果が期待できない。1991年には年間9兆2000億円だった電子業界の貿易黒字は、昨年は5500億円にとどまった。

■100円超える円安、時間の問題

一時は1ドル=70円台まで円高が進んだ円相場は、100円に迫っているが、円安へと誘導する金融緩和策は始まったばかりだ。日本銀行は8日、1兆2000億円の国債を買い入れることを発表した。2%の物価上昇を達成するため、通貨供給量を2年間で2倍に増やすことが狙いだ。

実際の政策が実行される前に円相場が急落したのは、為替投機が原因だった。個人投資家の外国為替証拠金取引(FX取引)は主要11社の取引総額が2月は245兆円となり、昨年に比べ倍増した。個人投資家は円の一段安を予想し、ドルを大量に買っており、円安を加速させている。

外資系投資銀行は、円の先安観が当面続き、円相場は110円前後まで下落する可能性があるとみている。

しかし、円安がいつまでも続くことはないため、日本政府は苦悩を深めることになりそうだ。日本政府が雇用面の規制緩和など、経済成長策の推進を急ぐのも、円安効果を一日も早く実体経済に反映させることが狙いだ。

(朝鮮日報)



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[ 2013年04月09日 10:48 ] カテゴリ:日本経済 | TB(0) | CM(0)
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