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半導体不足の問題、第4四半期にやや緩和へ

世界的な半導体不足が現在、世界の自動車メーカーに影響を及ぼしている。半導体不足は現在、中国の自動車産業にどのような影響を及ぼしているのだろうか。国務院新聞弁公室が19日に行われた記者会見で、工業・情報化部が関連する問題について質問に答えた。人民網が伝えた。

工業・情報化部報道官を務める運営モニタリング協調局の羅俊傑(ルオ・ジュンジエ)局長は、「しばらく前から、自動車用半導体の不足問題が顕著になっており、各界から広く注目を集めている。これは国内の自動車業界だけが直面している問題ではなく、海外の大手有名ブランドを含む多くの多国籍自動車メーカーが非常に関心を寄せている問題だ。国内を見ると、自動車用半導体の不足問題があるため、実際に多くの自動車メーカーに減産もしくは短期的な操業停止の問題が生じている。統計データによると、9月の自動車生産台数は前年同期比17.9%減の207万7000台、販売台数は19.6%減の206万7000台で、この幅はここ数年まれに見るものだ」と述べた。

自動車産業が半導体不足の影響を受ける問題は現在もまだ比較的顕著だが、各種の動きを総合的に見ると、第4四半期は第3四半期よりやや緩和する見込みだ。今回の自動車用半導体の不足は主に、自動車業界の需要と半導体産業の周期のズレ、及び新型コロナウイルス感染症や半導体メーカーの火災といったいつくかの要素の総合的な影響によるものだ。
https://www.recordchina.co.jp/b883892-s6-c20-d0189.html

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半導体の不足は、用途や種類を問わず深刻になりつつある。世界半導体市場統計(WSTS)の2021年春季半導体市場予測によると、2021年の半導体市場は、出荷価格ベースで前年比19.7%の成長が見込まれている。これは過去にない伸び率となる。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴うPCやクラウドへの需要の高まりである。テレワークや在宅時の過ごし方の変化への対応に加えて、企業や教育機関がDX(デジタルトランスフォーメーション)に関する投資を加速したことも半導体の需要増につながっている。

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新型コロナウイルス感染症を巡っては、2020年前半は工業製品の工場閉鎖(生産見合わせ)も相次いだ。2020年後半に入ると感染対策も進み、工場閉鎖は少なくなったが、特に自動車産業では“反動”から生産数が一気に跳ね上がり、自動車の生産数が急増したことに伴い、自動車で使う半導体への需要も急増し、供給が追いつかない状況になった。半導体不足による自動車の減産や生産見合わせも発生した。

半導体需要の高まりに応える形で、ファウンドリー(受託製造者)を含む半導体製造者は設備投資を加速し、生産能力の向上に努めているが、半導体の製造ラインは簡単に増設できるものではなく、少なくとも1年の準備期間を要する。また、製造ラインが稼働したとしても、半導体の製造には3カ月~半年程度かかる。「半導体の供給回復は、長期戦を覚悟しなければならない」状況にある。

半導体の生産能力の72.9%がアジアに所在する特定の国に集中しており、特定の地域や国に半導体生産を依存することは、特に欧米企業にとっては大きなリスクとなりうる。そのため、欧米や中国では、政府が半導体の自国内生産能力を高める政策を進めている。ともあれ、供給不足に端を発した半導体産業の“激動”は、しばらく続く。


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[ 2021年10月21日 08:48 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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