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ロッテグループ会長が自らの人脈駆使…6カ国から尿素1万9000トン確保

韓国では尿素水不足が起きて不安が広がっているが、ロッテ精密化学が世界6カ国を通じて車両用尿素水3カ月分を生産することができる原料を確保した。ロッテグループの辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)会長が自身の人脈を動員して物量を確保したという裏話だ。

韓国最大の尿素水製造・生産業者であるロッテ精密化学は11日、車両用尿素水5万8000トンを生産できる尿素1万9000トンを確保したと明らかにした。ロッテ精密化学が新規で確保した尿素はベトナム8000トン、サウジアラビア2000トン、日本1000トン、ロシア500トン、インドネシア200トンなど約1万2000トンだ。中国の輸出中断措置緩和で入ってくる中国産尿素6500トンと韓国政府が最近配分した尿素700トンを合わせれば計1万9000トン規模になる。尿素水に入る尿素の含有量は約30%。尿素1万9000トンから車両用尿素水5万8000トンを製造することができる。

ロッテ精密化学によると、これは国内全体車両用尿素の需要の2~3カ月分に該当する物量だ。ロッテ精密化学関係者は「今回確保した要素のうち、ロシアからの500トンを除いてはすべて年内の入庫が可能だ」とし「当初今月末から尿素水の生産が中断される恐れがあったが、原料が確保されたためこれを解決できることになった」と説明した。

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ロッテ精密化学は来週から工場稼動率を高め、尿素水を生産し次第すぐに全国の販売網を通じて供給する予定だ。尿素水不法流通の可能性を懸念して今月初めに中断した10リットル容量製品の場合、来週生産を再稼働して消防車や救急車、パトカーなど公共部門にまず供給する予定だ。このためロッテ精密化学は環境部など関連部署と協議中だ。ガソリンスタンドまで移動させることが難しい大型建設機械や工事現場などには直接尿素水を供給する計画だ。
https://news.livedoor.com/article/detail/21180575/

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サムスングループはここ10年ほどの間に、電子、医薬品と関連がある分野以外の化学事業を相次いで売却し、サムスンから事業を買収したロッテグループは社名をロッテ精密化学と変えた。ロッテ精密化学は尿素を輸入して韓国内で尿素水を生産しているが、輸入が止まったことで一部生産に影響が出ていた。

サプライチェーンをどう再構築していくか。世界の主要国・企業の大きな課題として浮上している。今回ロッテ会長が駆使したが、これも一部に過ぎない。その後の継続には不安が残る。韓国経済は、材料、部品、生産設備の多くを海外に依存してきた。企業も同じだ。半導体、自動車、造船…主要産業は、海外の部品や材料に支えられてきた。 

サムスン創業者が苦労して参入したが、その後、競争力が低下して撤退、売却した尿素事業。まさか、その事業がこんな騒動の主役となるとは想像していなかったのだろう。 韓国の大企業役員はこう話す。「経営判断としていまさら韓国の企業が尿素をまた生産するというのは難しい」と…。


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[ 2021年11月12日 08:43 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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