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SKハイニックスのNAND事業買収、奇妙な条件付けた中国

SKハイニックスによる米インテルのNAND型フラッシュメモリー事業部門買収を承認した中国競争当局が「第3のライバル企業の市場参入を支援しなければならない」とする条件を付けたことが分かった。米国の経済制裁で半導体技術の確保が困難となっている中国がSKハイニックスの技術を活用しようとしているのではないかと懸念されている。

中国の国家市場監督管理総局は今月22日、SKハイニックスによるNAND事業買収を承認するに際し、6つの条件を付けた。公平な商品供給など一般的な内容が大半だが、その中に「他の企業を支援する」という条件を含めた。問題の条項は「第3のライバル企業がソリッドステートドライブ(SSD)市場に参入できるように支援しなければならない」という内容だ。

言い換えれば、メモリー半導体のNAND型フラッシュメモリーを複数組み合わせた大容量メモリーであるSSD市場に中国企業が進出できるようにしてほしいという要求と言える。中国当局はSSD事業を手掛ける企業名まで明示したとされる。今回の買収交渉に精通した半導体業界関係者は「その企業に技術移転をしろというのではなく、SSD生産に必要なNAND型フラッシュメモリーを適時に供給しろという意味だ」と指摘した。

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同関係者は「中国の半導体メーカーは低仕様のNAND型フラッシュメモリーを量産する水準にとどまっており、高仕様のSSDを生産できていない。SKハイニックスから安定的にNAND型フラッシュメモリーの供給を受け、SSD市場に進出する意向を示したものだ」と分析した。結局中国はインテルのNAND事業部買収承認を条件に、SKハイニックスから欲しい物を得た格好だ。しかし、一部からは中国当局が今後技術移転まで求め、それによってSKハイニックスが米国による制裁を受けかねないとする懸念も示されている。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/12/24/2021122480001.html

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インテルが大連に保有する工場にSKハイニックスが投資を続ければ、中国は実利を得ることができるため、承認されたとの見方も出ている。2020年のNAND型フラッシュメモリー業界の市場シェアを簡易に計算すると、1位はサムスン電子、2位はキオクシア、3位はウエスタンデジタルとなる。フラッシュメモリーの世界1位は、サムスンです。サムスンは2013年以降1位を維持している。

キオクシア(旧東芝メモリ)とウエスタンデジタル (WD)が経営統合する可能性があるとの報道が相次いでおり、仮に経営統合をすると、NAND型フラッシュメモリは上位4社で競う新しい領域に入る。NAND型フラッシュメモリ市場シェアの未来予想図は、1位 サムスン電子 35.7%、2位 キオクシア+ウェスタンデジタル 30.5%、3位 SKハイニックス+インテル 21.5%、4位 マイクロン 10.9%となる。


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[ 2021年12月24日 08:51 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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