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三星電子「中国西安工場はコロナ拡大に弾力運営」

新型コロナウイルス感染拡大で中国陝西省の西安が事実上封鎖された中、三星(サムスン)電子の現地での半導体の生産が一部支障を来たしている。

三星電子は29日、自社のニュースルームを通じて、「中国西安の半導体事業所は新型コロナの拡大に歯止めがかからない状況を受け、生産ラインの弾力的な調整を進めている」と明らかにした。弾力的な調整とは、半導体の生産が平時より少ない水準に下がることを意味する。三星電子は「役員や従業員の安全と健康を最優先に考慮すべきだという会社の経営方針に従ったものだ」と説明した。

陝西省省都で人口1300万人の大都市である西安は、今月9〜22日、新型コロナの新規感染者が206人発生し、住民の外出が全面禁止となった。中国当局が、感染者が1人でも出たら、該当地域全体を封鎖し、住民を隔離する政策を実施しているためだ。三星電子はこれまで、中国政府の特別措置を受け、工場を正常に稼動してきた。しかし、地域封鎖が長引いたことを受け、役員や従業員の通勤はもとより、物流まで支障をきたすと、生産量の調整に乗り出している。

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西安半導体工場は、三星電子の唯一の海外メモリー半導体工場で、2014年からNAND型フラッシュメモリを生産している。NAND型フラッシュは、モバイル機器のデータ保存所だけでなく、サーバー、パソコンなどでデータ保存に必要なソリッドステートドライブ(SSD)製造に使われる。三星電子のNAND型フラッシュメモリの世界シェアは40%ほどだが、三星電子の生産量の約40%は西安工場で製造されている。

一方、西安にある三星SDIの電気自動車用バッテリー工場は、現在、正常に稼動している。三星SDIは、新型コロナの拡大ペースと中国政府の措置によって、今後の工場運営の方向を決定する計画だ。
https://www.donga.com/jp/List/article/all/20211230/3114406/1

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西安ではコロナの集団感染が発生し、23日から西安に通じる全ての高速道路が閉鎖されるなど、ロックダウンが命じられた状況だ。27日にはさらに外出を完全に禁止する指針が示され、生活必需品を各家庭に配達し、都市全体を消毒する作業に着手した。一連の措置で現地では工場の大半が稼働を中断したが、サムスンは生産ラインを一度止めれば数千億ウォンの損失が出る半導体工場の特性を考慮し、これまで平常通りに稼働してきた。

サムスン電子は、西安の従業員は封鎖措置前に会社の寄宿舎に移動しており、部品の在庫も十分と、工場は正常稼働中としたが、結局封鎖措置が長引き、生産ライン調整を決めた。


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[ 2021年12月31日 07:57 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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