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オミクロン台風、希望と絶望の間

昨年11月24日付けの同紙面に「ウイルスのタイムテーブルはウイルスが決める」と題するコラムを書いた。デルタ株にブレイクスルー感染まで、幾度もなく新型コロナウイルスに裏をかかれてきたのだから、近いうちにコロナ禍以前に戻れるという期待はやめて、ウイルスと共存する暮らしを受け入れた方が良いかもしれないという話しだった。韓国政府が今月1日から施行した「段階的日常回復(ウィズコロナ)」措置が、重症者の急増で暗礁に乗り上げる危機に直面していた状況だった。本当にコロナには終わりがないかもしれないという気さえした。

言葉にしてしまうと、現実になるというが、数日後、オミクロン株が世の中に自分の存在を知らせた。世界保健機関(WHO)が指定した13番目の変異であり、デルタ株に次ぐ5番目の「懸念される変異」だ。スパイクタンパク質に32種類の突然変異が生じたというニュースが皆を唖然とさせた。ところが、少し妙な反応も出た。デルタより強いやつが現れたとして各国が先を争って国境を封鎖する中、一部感染病専門家の間でオミクロン株が「クリスマスプレゼント」になるかもしれないという楽観論が広がったのだ。オミクロン株が感染力は強いが、病毒性は低く、コロナパンデミックの終息時期を早めるかもしれないという話だった。

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もちろん、クリスマスプレゼントはなかった。オミクロン株が急速に広がり、米国や欧州の大半の国で連日、新規感染者数の最多記録が次々と更新された。感染者の急増で入院患者が増え、医療体制の逼迫が続いた。「感染者の津波が世界の保健医療システムを圧倒している」(WHO)とのため息も漏れた。これを受け、多くの国が防疫の手綱を引き締めた。オランダの場合、先月中旬から酒場や飲食店、カフェなどを閉鎖する厳しい封鎖に乗り出した。

昨年7月に最も大幅に防疫規制を緩和した英国でさえ、マスク着用の義務化やワクチンパスなど強化された防疫措置を盛り込んだ「プランB」を稼動した。全世界がオミクロン株に緊張する理由は、恐るべき感染拡大スピードのためだ。昨年末まで300人台で安定を保っていた日本は、今月に入り、オミクロン株の流行が本格化してから3週間で100倍以上に感染者が急増した。
http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/42396.html

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アメリカの製薬大手ファイザーとドイツのビオンテックは25日、変異ウイルスのオミクロン株に対応した新型コロナウイルスワクチンの臨床試験を開始したと発表した。ファイザーとビオンテックの発表によると、臨床試験は18歳から55歳のおよそ1400人を対象に行われる。

オミクロン株に対応した新型ワクチンをまだワクチンを接種していない人に3回、接種するほか、すでに現在のワクチンを2回接種した人に追加で接種したり、現在のワクチンの追加接種を終えた人に4回目として接種をしたりして、安全性や免疫の反応を調べるという。 一方、WHO=世界保健機関の専門家は、現在のワクチンには重症化や死亡を防ぐ十分な効果があり、現時点では変異ウイルスに対応したワクチンは必要ないという考えを示している。


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[ 2022年01月26日 07:54 ] カテゴリ:韓国社会 | TB(0) | CM(0)
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