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尹次期大統領が一転、急ブレーキ…「検察捜査権立法」めぐる混乱広がる

「検察の起訴・捜査権の分離」など検察改革法案に対する立場表明を控えていた尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領は、結局「検捜完剥(検察の捜査権完全剥奪)は腐敗の温床を作る」という1年前の検察総長辞任の名分を掲げ、国会議長の仲裁案に対する与野党の合意に反対の意思を明らかにした。与野党の合意に対する検察の反発と批判的世論を盾に「参戦」を決めたものとみられる。

24日に与野党合意案の再論を求めたイ・ジュンソク代表に対し、クォン・ソンドン院内代表が「再論は不可能だ」と一蹴し、党指導部の間で混乱が起きたことを受け、チャン・ジェウォン次期大統領秘書室長は25日、状況の収拾に乗り出した。チャン室長はソウル鍾路区通義洞(チョンノグ・トンウィドン)の政権引き継ぎ委員会事務室前で記者団に対し、「『検捜完剥法案が通過することは憲法精神に大きく反することであり、国や政府が憲法精神を守るべき責務を放棄することである』という(尹次期大統領の)検察総長辞任の際の発言と考えに全く変わりはない」と伝えた。

これまで検察捜査権廃止立法に意図的に距離を置いていた姿とは異なる、積極的な意思表明だった。これに先立ち、尹次期大統領は、検察が全国高等検察庁長会議を開き、共に民主党の「検察捜査権廃止法案」に強く反発した8日、「検事を辞めて久しいし、刑事司法制度は法務部と検察が進めればいい」とし、「私は国民の暮らしの問題に集中したい」と述べた。

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与野党の院内代表が先月22日、捜査権分離法案に合意した後も、引き継ぎ委は「仲裁案の受け入れを尊重する」というメッセージを出した。 しかし、与野党の合意にもかかわらず、全国高等検察庁長らが辞表を提出し、国民の力の支持層からも反発が激しくなったことを受け、尹次期大統領は反対の意思を少しずつ示し始めた。 尹次期大統領は24日、ペ・ヒョンジン次期大統領報道担当を通じて、「一連の過程を国民が懸念する姿とともに、見守っている」と述べた。翌日にはチャン・ジェウォン室長を通じて、「検捜完剥は腐敗の温床を作る」というメッセージまで出した。
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/43275.html

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尹錫悦次期大統領は21日「我が国の自由民主主義憲法秩序こそ、我々の繁栄の核心であり、出発点だ。国内外のいかなる攻撃や危機にも、我が国の自由民主主義を必ず守り、国家の繁栄と民生を力を尽くして守る」とした。尹次期大統領は、慶尚南道晋州市の中央市場を訪れ「憲法がどこか空中に浮いていること、法廷の中にあるのではなく、まさに国民生活の現場、中央市場の中に大韓民国の憲法と民主主義が生きている」と述べている。

政権引継ぎ委員会が共に民主党の推進している‘検捜完剥'(検察捜査権の完全剥奪)法案と関連して連日にわたり違憲性を指摘している中、尹次期大統領は直接、憲法秩序に言及して注目を集めた。尹次期大統領は検捜完剥法案と関連して、これまで一度も考えを明らかにしてこなかった。 また15日、ハン・ドンフン法務部長官候補は、「検捜完剥立法」について、「5年間、何があってこのように名分のない夜逃げ劇まで繰り広げているのか、国民は大いに気になっているだろう」と述べ、民主党を強く批判した。

まさに尹次期大統領が言いたかったことで、尹氏が「最側近」と言われる人たちにも相談せず、「ハン・ドンフン法務部長官」を独自で指名した理由が明確になった瞬間だった。検察総長の職を辞して大統領になった尹錫悦次期大統領が、検察捜査権の廃止を前提とする与野党の合意案に賛成の意向を表明すると、検察内部からは裏切られたという怒りの声が上がった。検察内部からは「すでに政治家となった次期大統領は、検察を使い捨てのカードとして利用している」という激しい意見がでていた。


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[ 2022年04月26日 08:23 ] カテゴリ:韓国政治 | TB(0) | CM(0)
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