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金利引き上げだけでは解決できない韓国経済の3重ジレンマ

国家経済の重要な目標は経済成長、物価安定、分配平等だ。国は国民所得を高め、物価と不動産価格を安定させ、すべての国民が幸せな生活を送れるように努力しなくてはならない。ところが私たちが直面している現実は低成長、高物価、二極化の三重苦だ。国民の苦痛は大きい。

経済の3種類の目標はたびたび3匹のウサギに例えられる。この目標を同時に達成するのは走り回る3匹のウサギを捕まえるぐらい大変だという意味だ。2種類の選択のうちどちらかひとつを選択しても望ましくない結果が出る困難な状況をジレンマという。同様に3種類の選択が互いに相反する状況をトリレンマ、または3重ジレンマという。経済成長、物価安定、分配平等は3重ジレンマに当たる。ある目標を解決するための政策が他の目標解決を妨害する。

物価が持続的に上がり韓国銀行は政策金利の引き上げで対応している。3月の消費者物価は1年前より4.1%上がった。2012年以降で最高値だ。食料品、交通、電気・燃料、飲食・宿泊など庶民の家計に必須品目の価格が特に大きく上がった。物価指数算定に含まれない住宅費を考慮すれば実際の物価は公式統計よりさらに上がっていることになる。

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世界的な供給網不安と国際原油価格・穀物価格の上昇が長期化し、国内物価の上昇は当分続くと予想される。民間の期待インフレも上昇し続けている。物価安定を最優先目標にする韓国銀行が金利を上げるのは当然だ。しかし利上げが消費・投資心理を阻害する問題が発生する。負債が多い社会的弱者の利子負担を高め、所得分配にも悪影響を及ぼしかねない。

これは物価安定に向けた金利政策が別の2つの目標に望ましくない結果をもたらす3重ジレンマの状況だ。さらにいまは海外供給衝撃で物価が上がり内外に不確実性が多い。金利上昇の物価安定効果すらも断言は難しい。3重ジレンマの解決はひとつの政策だけでは解決できない。通貨政策のほかにも財政・金融政策と供給政策をうまく結合し政策にシナジーを出させてこそ安定した成長を達成し所得分配も改善できる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f5970bdb9133e6a9965da4e9224584c95c32374

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韓国銀行は4月14日、金融通貨委員会を開催し、基準金利(政策金利)を現行の1.25%から1.5%に引き上げると発表した。1月に0.25ポイントの利上げを実施してから3カ月ぶりの引き上げとなる。金融通貨委員会は、韓国銀行総裁が不在の中で金利の引き上げが決定された。議長職務の代行を行ったチュ・サンヨン委員は、金利の引き上げに踏み切った理由として、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、当初の予測よりもインフレ圧力が高まったためとしている。

石油類の大幅な価格上昇、工業製品および個人サービスの価格の上昇傾向が強まり、2022年3月の消費者物価上昇率は前年同月比4.1%と大きく上昇した。今後の物価について、消費者物価上昇率は当分の間4%台を維持するとし、年間の上昇率は2月時点の展望(3.1%)を大きく上回るとした。国内経済は、輸出の好調や民間消費の回復などを受け、回復基調が続くとしたものの、原材料価格の上昇などを受け、設備投資や建設投資が減少するとし、2022年通年のGDP成長率は2月時点の予測(3.0%)から、やや下方修正される見通だ。

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[ 2022年04月30日 07:46 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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