韓国新政権が発足、最も怖いのが「三高経済」
「経済はどんどん悪化している。与野党で対立している場合じゃないのに・・・」 韓国の財閥グループ企業の社長はこう嘆く。首相を任命できない中で2022年5月10日、尹錫悦(ユン・ソギョル=1960年生)政権が発足する。「パーフェクトストームにちゃんと対応して克服できないと、韓国経済は再跳躍の機会を逸してしまう」 2022年5月2日、韓国の国会で開かれた人事聴聞会で尹錫悦政権の初代首相候補である韓悳洙(ハン・ドクス=1949年生)氏がこう話した。
韓悳洙氏は、金泳三政権で通商産業部次官、金大中政権で大統領府経済首席秘書官、盧武鉉政権で経済副首相、首相、李明博政権で駐米大使、朴槿恵政権時代に韓国貿易協会長などを歴任した経験を持つ。首相は、聴聞会を経て国会が人事に同意しなければ就任できない。 尹錫悦次期大統領は、国会で進歩系の「共に民主党」が絶対多数を占めていることから、かつて盧武鉉政権で首相まで務めた韓悳洙氏の起用を決めた。
ところが、5月10日の新政権発足までに韓悳洙氏の人事動員案が国会を通過できなかった。それどころか、今後の就任さえ予断を許さない。他の閣僚人事は国会の同意がなくても任命できるが、手続きで手間取っている。 尹錫悦新政権にとって頭が痛いのが、経済情勢が急速に悪化しており、対策が「待ったなし」になっている。
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5月6日、SKグループの保安サービス事業会社であるSKシルダスが株式公開計画を撤回すると発表して金融・証券市場に衝撃を与えた。SKグループの優良企業がIPO(新規株式公開)を取りやめた理由は、金融・証券市場の不確実性が急速に高まって、投資家の意欲が委縮しているためだ。SKシルダスだけではない。
すでに今年に入ってからだけでも、現代エンジニアリングなどが続々とIPOの撤回や延期を発表している。 今後も、こうした企業が相次ぐはずだ。 また韓国では、こう呼んで経済の急速な失速を警戒する声が高まっている。三高とは、物価高、金利高、ドル高のことだ。 ロシアによるウクライナ侵攻、中国のゼロ・コロナ政策にともなう景気後退、急速なドル高ウォン安とこれに伴う円安・・・。 経済環境の急変が韓国経済を直撃している。
長文です。 詳細はこちら https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/70050

いまの韓国経済では、物流や半導体不足で簡単に輸出が増えないうえ、輸入物価が高まる局面では、ウォン安効果は少ない。原油高に加えてのウォン安は、エネルギーのほぼすべてを海外に依存する韓国経済には大きな重荷となる。さらに厄介なのは、ウォン安で証券市場での外国投資家の「売り」の勢いが加速していることだろう。
また利上げが実施されれば、借金を抱えて不動産を買った人たちにとって、利上げは大きな負担増となる。物価、ウォン安、資金離脱対策のためには利上げは必須だ。だが、借金が残る国民は利払い額がそれだけ多くなる。借金を支払えなくなって不動産を処分する人が続出すれば、不動産価格が急落する。
尹錫悦次期大統領も「経済」が最優先だということはよく理解しているはずだが、手のつけようが無いのも事実。まして政府負債は。毎年数十丁円規模で増加する。国家予算は税収と同じ額が不足し、海外からの借金で賄っている。なので、すでに限界に来つつある。今後のウォン安と外資系企業の海外離脱で、内需はさらに縮小し、高齢化社会を乗り切れないだろう。
韓悳洙氏は、金泳三政権で通商産業部次官、金大中政権で大統領府経済首席秘書官、盧武鉉政権で経済副首相、首相、李明博政権で駐米大使、朴槿恵政権時代に韓国貿易協会長などを歴任した経験を持つ。首相は、聴聞会を経て国会が人事に同意しなければ就任できない。 尹錫悦次期大統領は、国会で進歩系の「共に民主党」が絶対多数を占めていることから、かつて盧武鉉政権で首相まで務めた韓悳洙氏の起用を決めた。
ところが、5月10日の新政権発足までに韓悳洙氏の人事動員案が国会を通過できなかった。それどころか、今後の就任さえ予断を許さない。他の閣僚人事は国会の同意がなくても任命できるが、手続きで手間取っている。 尹錫悦新政権にとって頭が痛いのが、経済情勢が急速に悪化しており、対策が「待ったなし」になっている。
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5月6日、SKグループの保安サービス事業会社であるSKシルダスが株式公開計画を撤回すると発表して金融・証券市場に衝撃を与えた。SKグループの優良企業がIPO(新規株式公開)を取りやめた理由は、金融・証券市場の不確実性が急速に高まって、投資家の意欲が委縮しているためだ。SKシルダスだけではない。
すでに今年に入ってからだけでも、現代エンジニアリングなどが続々とIPOの撤回や延期を発表している。 今後も、こうした企業が相次ぐはずだ。 また韓国では、こう呼んで経済の急速な失速を警戒する声が高まっている。三高とは、物価高、金利高、ドル高のことだ。 ロシアによるウクライナ侵攻、中国のゼロ・コロナ政策にともなう景気後退、急速なドル高ウォン安とこれに伴う円安・・・。 経済環境の急変が韓国経済を直撃している。
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いまの韓国経済では、物流や半導体不足で簡単に輸出が増えないうえ、輸入物価が高まる局面では、ウォン安効果は少ない。原油高に加えてのウォン安は、エネルギーのほぼすべてを海外に依存する韓国経済には大きな重荷となる。さらに厄介なのは、ウォン安で証券市場での外国投資家の「売り」の勢いが加速していることだろう。
また利上げが実施されれば、借金を抱えて不動産を買った人たちにとって、利上げは大きな負担増となる。物価、ウォン安、資金離脱対策のためには利上げは必須だ。だが、借金が残る国民は利払い額がそれだけ多くなる。借金を支払えなくなって不動産を処分する人が続出すれば、不動産価格が急落する。
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このやり方では人件費が日本に追いついた時点で成長は止まる。
すぐ後ろには中国や東南アジアが追い上げている。
このままでは韓国は世界から必要とされない国と成る。
生き残ろうとするならば他の国に無い独自の物を生み出して世界に売りれ出すしか無い。
今後成長して行くか衰退していくかは韓国次第です。