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韓国の「資金流出」が大きな懸念になっている理由

4月26日に、韓国の2022年1~3月期の四半期GDPが公表された。季節調整済前期比で0.7%増という結果が出た。年率に直すと3.0%であるが、韓国の潜在成長率が現在は2%台後半であることを勘案すれば及第点ともいえる成長であった。

韓国の2022年1~3月期は新型コロナウィルスの感染が爆発的に拡大した。月間の累計の新規感染者数は、1月は12.5万人、2月は228.9万人、3月は996.2万人であり、2021年10~12月期の月平均である10.7万人と比較してきわめて多くなっている。新型コロナウィルスの感染急拡大のコロナウィルス半期GDPがどのように変化するのか興味深いものであったが、まずまずの成長を記録できたといえる。 しかしながら、需要項目別にみるとそれほど楽観できない状態である。

まずは個人消費である。個人消費はマイナス0.5%であり、成長率への寄与はマイナス0.2%、すなわちGDPを0.2%引き下げた。個人消費は2021年、7~9月はマイナス0.2%となったものの、その他の3四半期は1%を超えるプラスであった。よって、今期の個人消費は不振と言わざるをえない。

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次に設備投資が、マイナス4.0%で、成長率への寄与はマイナス0.4%であった。設備投資は2021年上半期にはプラスであったが、下半期からマイナスに転じ、2022年1~3月は2021年下半期より大きなマイナスとなった。これは、アメリカの金利引き上げや、原材料価格の上昇により企業において先行き不透明感が増していることなどによる。

さらに建設投資であるが、マイナス2.4%で、成長率への寄与はマイナス0.3%であった。個人消費、設備投資、建設投資が総崩れとなり内需は散々であったが、そのなかでも成長率がプラスになった理由は外需が好調であったことによる。輸出は4.1%で成長率への寄与は1.8%のプラスとなった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c47a844066d433214d2efe7c0e63c9279e69669b

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GDP統計では輸出は順調に増加している一方、輸入は増加していない。つまり相対的に輸出が伸びており、外需がプラスとなっている。しかし、関税庁が公表している貿易収支は黒字で推移していたが、2021年12月にはマイナスに転じ、2022年1~3月期にも赤字基調で推移している。貿易収支が赤字になったということは、相対的に輸入額が増えているということであり、GDP統計とは異なった動きをしている。

GDP統計では外需のおかげで経済成長が維持されているようにみえるが、実際はその外需で儲けられない状況にあり、設備投資や個人投資を含めた内需の縮小は顕著だ。


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[ 2022年05月14日 07:46 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(1)
ビジネスチャンス
高安雄一という経済学者が書いているが
これは題名と中身が違う。つまらない記事です。
本文には、資金流出の話はまったくない。

ヒュダイは米国に70億ドル投資する。自動車工場。
サムスンは米国に170億ドル投資する。半導体工場。

注目すべき大きな資金移動は、外資流出ではなくて、
韓国資本の海外投資のようだ。

韓国企業は大きな内部留保を抱えているが
国内にはビジネスチャンスがない。
[ 2022/05/14 11:28 ] [ 編集 ]
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