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韓銀総裁、「金利のビッグステップを排除しない」

李昌鏞(イ・チャンヨン)韓国銀行総裁は16日、「今後のビッグステップ(基準金利の0.5%引き上げ)の可能性を完全に排除する段階ではない」と述べた。

李総裁は同日午前、秋慶鎬(チュ・ギョンホ)経済副総理兼企画財政部長官と初めて単独会談を行った後、記者団に対し「4月の状況まで見た時は、ビッグステップを考慮する必要はないが、今後物価がどれだけ上がるか総合的に判断する時点だ」としたうえで、このように明らかにした。 韓国国内の物価上昇率が14年ぶりに5%台に迫る勢いで高騰しているうえ、米連邦準備制度(FRB)の相次ぐビッグステップにより韓米間の基準金利が逆転する可能性が提起されると、韓銀もビッグステップに出る可能性があるという意を表わしたものと分析される。

李総裁は、「今後、物価上昇がどのように変化するか、成長率がどのように変化するかについてもう少し見て判断できるだろう」と付け加えた。

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韓銀総裁が初めてビッグステップの可能性に言及すると、市場は直ちに動揺した。国庫債の3年物の金利は取引中0.17%ポイントも跳ね上がり、年3.08%まで上昇した。すると韓銀の高官は、「(李総裁の発言は)あらゆる可能性を残して通貨政策を決定していく必要があるという原論的な立場を明らかにしたものだ」とし、鎮火に乗り出した。
https://www.donga.com/jp/List/article/all/20220517/3387571/1

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今年4月、韓国銀行が基準金利を年1.25%から1.5%に0.25%引き上げた。韓国銀行総裁のポストが空席の中で行われた金利引き上げ決定となった。それだけ高騰する物価との戦いと、米国と緊縮の歩幅を合わせるのが至急だったと言える。1月に基準金利を0.25%引き上げてから3カ月ぶりの引き上げで、基準金利は2019年7月からの3年余りで1.5%水準に高くなった。

米連邦準備制度理事会(FRB)が緊縮強度と速度を高めていくのも韓国銀行が急いで基準金利引き上げに乗り出した事は背景にある。5月と6月の連邦公開市場委員会でFRBが基準金利をそれぞれ0.5%ずつ引き上げる「ビッグステップ」を踏む可能性が大きくなっている。毎月最大950億ドル規模の量的緊縮も5月から始めている。

米国の基準金利は現在年0.25~0.5%だ。FRBが2回だけビッグステップを踏んでも金利の上段は年1.5%に上がる。FRB内で通貨緊縮を選好するタカ派の間では年末までに基準金利を年3.5%水準まで上げなければならないという主張まで出ている。韓米の金利格差が急速に縮小しあっという間に逆転する可能性もある。


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[ 2022年05月18日 08:18 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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