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「常識離れ」した尹大統領の出勤囲み取材発言

出勤途中、短くても取材陣と疎通する大統領の姿は新鮮だ。ところが、最近の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の発言は、あまりにも常識はずれで失笑を誘う。そのような効果をわざと狙っているのではないかと思われるほどだ。

尹大統領は7日、出勤途中に「文在寅(ムン・ジェイン)前大統領官邸で起きている保守団体デモをどう見るか」という記者の質問に「大統領執務室デモも許可されている状況なので、法に則って(処理)されるのではないか」と答えた。集会とデモに関する常識があればあり得ない発言だ。

集会とデモが意味を持つのは公的な事案に対する意見を表出する行為であるためだ。その意見表出の相手が重要な公的人物であるほど集会とデモがさらに幅広く保障されなければならないことは言うまでもない。この点において、現職大統領と前職大統領が天と地の差であることは小学生にも分かる。ところが尹大統領は前・現職大統領の差を無視したのだ。集会とデモの場所に対する規制においてもこの「公的意味」が基準となる。国政を遂行する執務室は公的な場所であり、公的事案に対する意見を表出するのに適切な場所である。

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一方、私生活が行われる住居地である官邸は私的空間であり、集会とデモにある程度制約がなされる場所だ。集会とデモに関する法律は国会議事堂や裁判所、憲法裁判所など周辺100メートル以内の集会とデモを制限しながらも、「その機関の活動を妨げる恐れがない場合」などには認めなければならないと例外規定を設けている。

ところが、大統領官邸や国会議長公館、最高裁長官公館、憲法裁判所長公館など居住地に対してはこのような例外規定なしに集会とデモを禁止している。執務空間と居住空間を区分しているのである。ところが尹大統領はこの区分も無視し、自分の「執務室」と文在寅前大統領の「私邸」を同一線上に置いた。
http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/43717.html

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ハンギョレ新聞は、尹大統領は翌日出勤途中でも「法治」という言葉を持ち出し、「検察独占」人事に対する批判に反論するためと報じた。尹大統領は、「米国のような先進国であるほど、ガバメント・アトーニー(政府で働く法曹人)の経験を持つ人々が政界や官界に幅広く進出している。それが法治国家ではないか」と述べている。難しい英語表現を使いながら側近の検事たちを重用した人事を弁護したわけだが、やはり常識とかけ離れた論理と報じている。

尹大統領が検察総長の時に受けた懲戒に不服して法務部を相手取って訴訟を起こしている。また最近法務部は、これまで法務部を代理していた弁護士に解任通知をした。1審裁判で法務部の懲戒が正当だったという判決を引き出した有能な弁護士を首にした。懲戒処分を受けた検察総長が大統領になり、その最側近が法務部長官になった。このような論理が通じるのは「人の支配」の体制で、「法の支配」なら、法務部は法手続きに則って行われた懲戒の正当性を主張し続けなければならないと伝えている。

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[ 2022年06月10日 07:57 ] カテゴリ:韓国政治 | TB(0) | CM(0)
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