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韓国のレミコン工場が停止、自動車生産にも支障

全国民主労働組合総連盟(民主労総)貨物連帯がストライキに入って4日目を迎えた10日、全国各地で物流への支障と大小の衝突が続いた。セメントの出荷が中断したことで全国レミコン工場の60%ほどが稼働を停止し、各種原材料の供給問題で自動車企業の生産にも支障が生じている。庶民の生活に結びつく製品の運送にも影響が及んでいる。ソウルや大田(テジョン)など大都市の水素ステーションが相次いで運営を中断し、都心の飲食店やコンビニエンスストアでは焼酎の在庫が不足している。

現在、産業現場から停止する危機に直面している。ヒョンデ(現代自動車)蔚山(ウルサン)工場では自動車を工場の外に移す作業に一般職員までも動員した。工場で生産した自動車を車両置き場に移してこそ追加の生産が可能だが、ストの影響で職員らがこうした作業をしているのだ。ヒョンデは自動車を車両置き場に移すために臨時運行許可証も受けた。

一日に6000台近く自動車を生産する蔚山工場の稼働率は普段の半分ほどに落ちたことが分かった。部品の運送にも支障が出ている。適時生産方式(JIT)で進められる自動車産業の特性上、一つの部品でも供給されなければ自動車の生産がストップする。貨物連帯は8日から蔚山工場の前で組合員の納品車両の進入を防いでいる。現在、一部の非組合員の車両だけが工場の中に進入している。このため設備工事中の第1工場を除いた第2-5工場の生産ラインが2日間、稼働と停止を繰り返している状況だ。

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ヒョンデに納品する部品会社および協力会社も操業停止の危機を迎えている。ヒョンデの1次協力会社の関係者は「ヒョンデがストに備えて部品を普段より多く確保しておいたというが、在庫が一日分にもならない部品もある」とし「生産ラインが停止すればヒョンデ側が今夜にも部品納入の中断を求めてくるはずだが、そうなれば部品会社の我々は生産を停止しなければいけない」と話した。韓国自動車産業協同組合の関係者は「ストが1週間以上続けば、よく売れて生産が多い車種から生産に支障が生じるはず」と憂慮した。
https://japanese.joins.com/JArticle/292017?servcode=300§code=300

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中央日報は、釜山と光陽など全国主流物流拠点の物流量も大幅に減少していると報じている。9日午後現在、釜山港のターミナル10カ所のコンテナ搬出入量は6336TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個)と普段の29.3%で、儀旺内陸コンテナ基地(ICD)の搬出入量は8.3%水準の403TEUでしかない。貨物連帯ストの4日目、鉄鋼製品4万5000トンを出荷できないポスコ光陽製鉄所は、緊急な物量を鉄道や船舶で輸送している。

自営業者と中小企業の被害も拡大している。官公庁と事務室が密集する大田市西区屯山洞の飲食街は空になった冷蔵庫が目立った。貨物連帯のストでハイト真露清酒工場の製品出庫率が普段の40%ほどに落ちた事が理由だ。 さらに、大田都市公社が市内バスに水素を供給するために運営する水素ステーション3カ所も4日前から開店休業状態にある。水素を供給する忠清南道瑞山の大山産業団地工場で出荷が全面中断したためだ。


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[ 2022年06月12日 08:36 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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