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韓国経済、金融危機の2008年の再来か…経済規模は拡大したが耐える体力は弱まった

「高物価が続く中で世界的な景気下方リスクが韓国に広がる可能性まで懸念すべき複合危機状況に直面している」。秋慶鎬(チュ・ギョンホ)副首相兼企画財政部長官は3日の非常経済閣僚会議でこのように警告した。

誇張ではない。経済の流れが金融危機が発生した2007~2008年とさまざまな面で似た状況だ。▽危機を克服するとして展開した金利引き下げと金融緩和の後遺症が▽石油・ガスなど原材料需給難と合わさり高物価を触発し▽金融・実体経済ともに沈滞する危険が拡大している様相がそうだ。 発端になった危機が2007年はサブプライムローン問題、2020年は新型コロナウイルス大流行という点が異なるだけだ。2000年代に中国、インド、ブラジルなど新興市場が浮上して原材料価格を上昇したとすれば今年はロシアとウクライナの戦争がエネルギー・穀物大乱の信号弾の役割をした。

問題は14~15年前と比べ国内総生産(GDP)や貿易額、株式市場・外国為替市場に代表される韓国の経済規模は大きくなったが、経済のファンダメンタルズ(基礎体力)は外部衝撃にさらに敏感な「虚弱体質」に変わった点だ。

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主要マクロ経済指標を見ると、まず企画財政部は今年の経済成長率(実質GDP基準)を2.6%と予想する。金融危機が起きた2008年の3.0%より低い数値だ。先月秋副首相は「6月または、7~8月に6%台の物価上昇率を見ることになるだろう」と話したが、2008年7月に記録した5.9%を上回る。通貨危機があった1998年以降で初めて6%台の物価上昇率に直面する状況だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/415e33b4ad96689f7fac8921a7bccd3c0a886354

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輸出立国の韓国にとって、中国は最重要の輸出先となる。2021年の韓国の輸出全体に占める対中輸出の割合は25.3%、これに香港を加えると31.1%にも達する。その結果、対中輸出の好不調が韓国の輸出全体に大きく影響を及ぼすようになった。2021年の韓国の対中輸出は1,629億ドルと、過去最高を更新した。同年の輸出実績について、韓国政府は、「4大輸出先の中国、ASEAN、米国、EUとも、過去最大の輸出額を記録した」「新型コロナウイルス感染症拡大の影響から脱却した」と述べ、対中輸出を含め、輸出が好調だったことを強調した。

だが対中輸出に関しては、決して楽観視できる状況にない。かつて増加基調にあった対中輸出は2013年を境に局面が変化し、それ以降は伸び悩んでいる。2013年までの増加基調は、中国製造業の生産・輸出が拡大し、中国製品に組み込まれる中間財などの韓国からの輸入が増加したことによってもたらされた。同時に、韓国製造業の対中直接投資が増加し、現地生産が拡大した。そのことが、中間財などの韓国からの輸入を誘発した側面もあった。

対中輸出が増加した品目をみると、半導体が他を圧倒している。半導体の対中輸出は、2013年から2021年にかけて285億6,600万ドル増加した。この間の対中輸出全体の増加額(170億4,300万ドル)を100億ドル以上も上回る。仮に半導体の対中輸出が増えなかったら、韓国の対中輸出総額は100億ドル以上減少していたことになる。増加額3位の半導体製造装置も合わせ、この間の対中輸出を支えたのは半導体という事だ。中国の半導体市場の拡大と半導体の自給率の低さが、対中輸出の大幅な拡大をもたらした。

だが中国企業も力をつけてきており、韓国の対中輸出を再び成長軌道に乗せ、世界市場で中国製品のキャッチアップをかわす道筋は、なかなか見えてこないのが実情だ。挙句に中国経済も低迷路線に入っているわけで、中国に依存する韓国にとっては踏んだり蹴ったりとなる。

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[ 2022年07月05日 07:49 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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