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韓国の輸入穀物価格が第3四半期に13%値上がりの見込み

今年第3四半期(7~9月)の輸入穀物価格が、直前の四半期より約13%上昇すると予想された。5月の消費者物価の上昇率が5%を超えた中、穀物価格の上昇が続き、「食卓物価」の上昇圧力が一層強まるものと見られる。

3日、韓国農村経済研究院・農業観測センターの「国際穀物の7月号」によると、今年第3四半期の食用穀物の輸入単価指数は184.8で、第2四半期(4~6月)より13.4%上昇する見通しだ。飼料用穀物の輸入単価指数も、前期比12.5%高の178.4と試算された。両指数は、すでに今年第2四半期に、2008年第4四半期(10~12月)以来約14年ぶりの最高値を記録した。

輸入穀物価格の上昇傾向は、ウクライナ戦争で国際穀物価格が高止まりしていた3~6月の購入物量が時差を置いて国内に入ってきているうえ、ウォン安が急激に進んだことによるものだ。今年3月、米シカゴ先物取引所(CBOT)で1トン当たり475.46ドルまで高騰した小麦価格は、先月30日は319.21ドルで取引を終えた。昨年6月末より依然27.9%高い水準だ。1日の対ドル・ウォン相場も、1ドル=1297.3ウォンで取引を終え、3ヵ月間で1ドル=80ウォン以上ウォン安ドル高が進んだ。

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輸入穀物価格が上がれば、これを原材料として使う国内の食品や飼料価格も値上がりせざるを得ない。ジャージャー麺をはじめ、小麦粉を主に使う製品はすでに大幅に値上がりした。韓国消費者院によると、ソウルのジャージャー麺の価格は今年5月は平均6223ウォン(1人前基準)で、1年前より15.6%値上がりした。秋慶鎬(チュ・ギョンホ)経済副総理兼企画財政部長官は、同日開かれた非常経済閣僚会議で、「海外変数の影響が国内に波及し、物価上昇傾向と金融市場の変動性が拡大している」と話した。
https://www.donga.com/jp/List/article/all/20220704/3488275/1

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韓国統計庁が5日に発表する6月の消費者物価上昇率が6%を超えると予想される中、7、8月の上昇率が7%に迫るか、7%を超えることもあり得ると朝鮮日報が報じている。5月(5.4%)に2008年の金融危機以来初めて5%台を記録したのに続き、物価上昇による苦痛が増しそうだ。6%台の物価上昇率は通貨危機当時の1998年11月(6.8%)以来24年ぶりとなる。

エネルギー・原材料価格が急騰する中、韓国では電気、ガス料金値上げによる影響もある。物価当局は特に、8月の物価上昇率について、今年の秋夕が9月10日に早まる影響で、さいし用の果物などの需要も加わり、急激に上昇する可能性があるとみている。企画財政部と韓国銀行はいずれも6月に6%台の物価上昇を予想しており、韓銀内部には7月の物価上昇率が少なくとも6%台後半になるとの予想もある。

物価上昇傾向は夏以降の下半期もなかなか収まらない見通しだ。ドバイ原油のスポット価格は先月30日、1バレル=113.4ドルで取引され、1年前の1.6倍水準に跳ね上がった。穀物価格も上昇傾向が止まらない。韓国農村経済研究院によると、今年第3四半期の穀物輸入単価指数(食用)は第2四半期に比べ13.4%の上昇が見込まれている。


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[ 2022年07月05日 08:21 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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