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麦栽培から麦観光へ、高敞郡の村おこしが「創造経済」!!

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20日午前、全羅北道高敞郡孔音面(チョンラブクド・コチャングン・コンウムミョン)。春を迎え、青色の芽を出している麦畑が、広々とした草地のように広がっている。朝早くからここを訪れた観光客らは、降り始めた春雨など全く気にせず、写真撮影に余念が無かった。

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高敞郡は04年から、「青麦畑祭り」を開催し、毎年30万~50万人の観光客を誘致してきた。ここから出てくる経済効果は年間200億ウォンを超えている。人口わずか6万人の高敞郡が、これだけ多くの観光客を誘致できたのには秘訣がある。農業と観光(サービス業)とを結合させて、付加価値を創出する「創造経済」を実践したからだという見方が出ている。

高敞は、旧地名が「麦がよく育つ地域」という意味の「牟陽」で、文字通り麦のよく育つところだ。経済成長と共に「春窮期」がなくなり、食べ物が豊かになったことを受け、麦の消費が大幅に減り、農民らも次々と麦栽培を放棄した。

しかし、麦が熟することばかりを待ちながら、春窮期を乗り越えてきた人たちの思い出までがなくなったわけではない。地域経済の発展戦略について悩んでいた高敞郡は、麦畑を「新成長エンジン」として据えた。まず、農民らに対し、「景観保全直払い金」を支給し、麦栽培を積極的に奨励し、04年から祭りを開き、観光客誘致に乗り出した。予算は年間1億ウォンで十分だった。芸能人の招待など、不要なマーケティング費用を減らしたためだ。

結果は大成功だった。ここの麦畑の景色は、春になれば「アルプスの草地」に劣らないという噂が広まり、全国から観光客が詰め掛けてきた。麦が金になることに気付いた農民らも同様に、我先に麦栽培に乗り出し、現在は栽培面積だけでも約100万平方メートルに達している。同日、農政現場を初めて訪れた李桐弼(イ・ドンピル)農林畜産食品部長官は、「ほかの農村も高敞郡のように、産業間融合・複合と政府支援とを結合させた創造経済のモデルを作り出すことは十分可能だろう」と語った。

全羅北道完州郡飛鳳面(チョンラブクド・ワンジュグン・ピボンミョン)の「トゥレ農場」も同様に、「農村型創造経済」のモデルに選ばれている。完州郡が09年から造成しているトゥレ農場は、地方自治体が投資したいわば「社会的企業」だ。完州郡は4年間、28億ウォンを投入し計10ヵ所に農場を作った後、農村の高齢者に給料を払い、仕事をさせた。

農場を作った後、4年間で完州郡内だけでも132件の雇用が生まれた。仕事がなく、自宅に閉じこもっていた高齢者らは、給料を受け取りながら仕事をすることになり、年間売上げは4億ウォンを超えている。

完州郡の林呈燁(イム・ジョンヨブ)郡長は、「高齢者が働きながら誇りを持つことができ、農業生産性も大幅に向上している」とし、「最高の『生産的福祉』とはやはり、雇用だと実感している」と話した。

(東亞日報)



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[ 2013年04月23日 07:54 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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