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サムスン電子とTSMC、半導体市況に変化の兆し

足元の半導体市況を見ると、車載用の半導体などは依然としてタイトであるものの、代表的なメモリ半導体であるDRAM(Dynamic Random Access Memory)の需給は緩み始めている。それに伴い、台湾積体電路製造(TSMC)などの台湾勢、韓国のサムスン電子など大手半導体メーカーの収益状況は変化し始めている。

今後、メモリ半導体市況は調整色が強まる可能性が高い。ただ、精密度の高いロジック半導体や車載用半導体の不足は続くとの見方が有力だ。特に、最先端のロジック半導体の需給は、かなりタイトな状況が続くことが想定される。 そうした状況下、有力メーカーの存在感はさらに顕著になっている。一つの例は、ファウンドリ分野におけるTSMCのシェア拡大だ。また、半導体製造装置分野では、現在、最先端の生産に必要な露光装置(ステッパー)を、世界で唯一製造できるオランダASMLの存在感が一段と増している。

世界の半導体産業は、製造技術や経営体力などの総合力がモノをいう時代を迎えた。最先端の製造技術に磨きをかけることができるか否かが、大手半導体メーカーの優勝劣敗に決定的影響を与える。わが国の企業はそうした状況に追いつく努力をしないと、世界の半導体市場で生き残れなくなることが懸念される。

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ビジネスモデルの特徴として、TSMCは5ナノや次世代のロジック半導体の生産能力に磨きをかけている。それによってTSMCはアップルやエヌビディアなどの顧客が設計・開発したチップの製造を多く受託し、急成長した。 一方、サムスン電子はスマホなどに加え、メモリ半導体に強みを持つ。近年はTSMCとの差を縮めるため、ファウンドリ分野での設備投資が積み増された。

今後、競合他社が設備投資計画を下方修正した際、TSMCが投資計画を引き上げるか否かが見ものだ。他の大手半導体メーカーも最先端のロジック半導体生産体制の強化を急ぐ。米インテルはかつて10ナノレベルの生産ライン立ち上げにつまずき、遅れを取り戻すために、TSMCの製造技術に頼らざるを得なくなった。 
https://diamond.jp/articles/-/306792

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サムスン電子は3ナノの量産体制を確立したと発表した。サムスン電子は、DRAMの需要急減をカバーするために、ロジック半導体の生産体制強化は急務となる。世界の有力半導体メーカーの優勝劣敗は鮮明となるだろう。同じことは半導体の製造装置、部材メーカーにも当てはまる。

記事では、7月に入り、物価高騰や供給制約など世界経済の先行き懸念が高まる中、米クアルコムはスタートアップのセルワイズを買収した。高速通信に対応したチップ開発を加速するためだ。EUV(極端紫外線)を用いた製造、検査装置のニーズも増えると伝えている。

半導体メーカーは、新しい取り組みを強化し続けられるか否かが、優勝劣敗に直結する。わが国の半導体関連企業は、競合他社に見劣りしない規模で設備投資を積み増すことが不可欠となる。成長加速のために、各社は事業運営の効率性を飛躍させつつ、研究開発や設備投資を積み増す必要がある。それができるか否かが、不安定な半導体産業で生き残りをかけた決定打となる。

半導体メーカーの優勝劣敗は鮮明となり、これまで以上に経営体力が問われることになる。


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[ 2022年07月29日 08:20 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(1)
インテルのファンダリ商売が立ち上がったようで、
半導体市場は局所的に製造委託ビジネスが競争激化する。
それを見てか、TSMCは投資計画を縮小した。インテルのファンダリ商売が立ち上がったようで、
半導体市場は局所的に製造委託ビジネスが競争激化する。
それを見てか、TSMCは投資計画を縮小した。
[ 2022/07/30 00:54 ] [ 編集 ]
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