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借金の罠にかかった韓国MZ世代、初めて経験する株式・コイン暴落相場

借金の罠にはまったMZ世代(1980年-2000年代初め生まれ)が苦しんでいる。金融監督院の統計をみると、20代への貸出が質的に悪化している点がよく表れている。今年3月末基準で20代の家計貸出残額は昨年末比1463億ウォン(0.2%)減の95兆665億ウォンだった。家計貸出総量規制で銀行が貸出の基準を引き上げ、銀行の貸出が4192億ウォン減少したからだ。

しかし相対的に金利が高い第2金融圏の貸出はむしろ2729億ウォン増えて27兆ウォンに迫った。多重債務者数も5000人減ったが、唯一20代は37万4000人と5000人増えた。多重債務者は3カ所以上の金融機関(貸付業者含む)から融資を受けた人をいう。この資料を提供した共に民主党の陳善美(チン・ソンミ)議員は「新型コロナで沈んだ景気が回復する前に金利が急激に上がり、社会新人の負債の負担が過度に増えている」とし「青年の第2金融圏からの融資、多重債務を管理する対策の準備が急がれる状況」と指摘した。

MZ世代の負債が増えている理由は、株式や仮想通貨に投資していたところ、高金利と暴落相場で雪だるま式に損失が膨らんだからだ。金利上昇で償還すべき元利金は増えるが、株式とコインの価格急落で資産が急減し、返済のためにさらに高金利の資金を借りるという悪循環に入っている。

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実際、KOSPI(韓国総合株価指数)は昨年8月5日をピーク(3296.17)に、現在は2415.53(27日基準)と30%近く落ちている。15日の韓国取引所によると、KOSPI上場938銘柄のうち222銘柄(23.7%)はこの1年以内に最高値に比べ50%以上も値下がりしている。仮想通貨市場は状況がさらに良くない。ビットコインは今年上半期だけで60%近く値下がりした。仮想通貨取引プラットホームのピッソムは2021年に49%だった20代・30代の投資比率が今年1-3月期には62.4%まで高まったと明らかにした。
https://japanese.joins.com/JArticle/293775?servcode=300§code=310

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投資の失敗は心理的な打撃につながる。漢江の橋に設置された「SOS生命の電話」の利用事例も増え、韓国生命の電話によると、今年上半期の「SOS生命の電話」相談件数は前年同期比で8%増となった。韓国生命の電話のオ・ヘジン・カウンセラーは「過去に比べて投資失敗による相談要請が多い」とし「SOS生命の電話だけでなく個人の携帯電話からも青年が投資失敗の悩みを訴えたりする」と伝えている。

健康保険審査評価院は昨年のうつ病患者数は93万3481人で、2017年(69万1164人)より35.1%増えたと明らかにした。中でも20代が17万7000人と127%増、30代が14万人と67%増になった。他の年齢層に比べて患者数も多く、増加率も高い。もちろん経済的要因がすべてのうつ病の原因ではないが、専門家は少なからず影響を及ぼしたとしている。


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[ 2022年07月31日 08:47 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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