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現代自動車、日本再上陸初月の成績表は「可能性を見た」

日本市場に再進出した現代(ヒョンデ)自動車が、初月である7月に60台の販売にとどまり、「輸入車の墓場」と呼ばれる日本市場の高い壁を改めて実感した。しかし、日本国内の電気自動車市場がまだ一歩も踏み出していない状況であることを考慮し、当面の業績よりは中長期的な観点からの戦略が必要だという分析だ。

4日、日本自動車輸入組合(JAIA)の先月の輸入自動車の登録現状によると、現代自動車は計60台が売れた。現代自動車は、日本で電気自動車アイオニック5と水素自動車ネッソを販売している。販売された車両は、そのほとんどがアイオニック5と推定されている。 現代自動車は今年2月、2009年以降12年ぶりに日本乗用車市場への再進出を発表した。5月に事前予約に入り、先月から現地消費者に車が引き渡された。

自動車業界では、現代自動車は日本で月100台以上は販売しにくいと観測していた。日本の消費者の輸入車への好みがあまりにも低いからだ。昨年、日本で販売された車両479万台のうち、輸入車の割合は5.4%(26万台)に止まった。先月、日本で最も多く売れた輸入車のブランドは、メルセデス・ベンツで3325台だ。市場規模がはるかに小さい韓国で、ベンツ車は同期間64%も多い5456台が売れた。

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現代自動車はアイオニック5を主力に掲げたが、日本国内の電気自動車関連のインフラはまだ微々たる水準だ。これを受け、今年上半期(1~6月)に日本で販売された乗用車171万2911台のうち、電気自動車は1万7780台で、その割合は1%だ。日本トヨタが初めて発売した量産型電気自動車bZ4Xも、5月に販売を開始後、6月末まで83台のみ売れた。この車両は、車輪と車両を連結する部分の欠陥により、先月リコールと共に当分の間生産中止が決定された。世界電気自動車1位の米国テスラも、日本では月平均の販売台数が1000台に及ばない。
https://www.donga.com/jp/List/article/all/20220805/3554578/1

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2020年11月、韓国の現代自動車が日本市場に再参入するというニュースが報じられた。日本での販売実績がほとんどないメーカーであるため、再参入と言われてもピンとこない方も多いと思うが、最初の日本市場参入は2001年だった。参入車種は、ヒュンダイ・ソナタ(EFソナタ)、ヒュンダイXG(韓国名グレンジャーXG)などで、ちょうど韓流ブームが立ち上がりの兆しを見せ、2002年サッカー日韓ワールドカップの開催を控え、韓国に対する関心が高まりつつある時期だった。 

こうした世の中の流れもあり、日本市場参入を意図した現代自動車には、それなりの目算もあったようだが、結果として販売実績は惨敗。2010年には完全撤退を強いられる状況に追い込まれた。もともと日本には、海外の一流ブランドに対する強い憧れがあった。自動車も例外ではなく、上級志向、高級志向が追い風となっていたバブル経済期に、日本市場への本格参入を図った海外メーカーのいくつかは「歴史と伝統に支えられた~」「クラフトマンシップが培った~」といった形容語句とともに紹介され、一躍ブランドが確立される動きを見せていた。

もちろん、こうしたメーカーの多くは「ブランド視」されるだけの内容や実績を持ち、それを根拠として市場に訴求する戦略を取った。いわゆる日本人が持つ「舶来崇拝志向」をうまく攻略する形となり、市場の一角を形成することに成功した。こうした特徴を持つ日本市場に参入した現代自動車が成功する確率は低い。残念ながら現代自動車の名前では、ブランドとして認知されることがなく、今では品質低下の現代自であり、低迷路線加速中である。


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[ 2022年08月05日 11:18 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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