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韓国中小企業に「電気代ショック」、1年間で20%以上も上昇

「電気料金の単価が上がれば、付加価値税や電力基金、季節割増まで同時に跳ね上がります。体感上、1年間で電気料金が20%以上上がったのに、今後さらに値上がりするなんて大変ですね」(仁川中小企業の関係者)

先月27日に訪れた仁川西区(インチョン・ソグ)にある表面処理(メッキ)センター「ヨジンコアテック」の屋上には、メッキの過程で排出される化学ガス浄化用の超大型スクラバー(集塵装置)70台余りが稼動中だった。1台当たり200馬力のモーターが連動したこの装置を回すのに、月に電力100万kWh(キロワット時)が使われる。零細入居企業100社あまりが共同で負担する汚染防止施設の電気料は、今年4月の1億ウォンから6月には1億5100万ウォンへと50%高騰した。

電気料金の単価(kWh当たり)が昨年10月(3ウォン)に続き、今年4月(6.9ウォン)に相次いで値上がりし、電気を多く使う中小企業がパニックに陥っている。韓国電力公社は下半期(7~12月)に、再び9.9ウォン値上げすると予告している。

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「電気料金のショック」はこれからだ。7月の引き上げ分(5ウォン)が追加される上、普段より40%割高な夏場の割増料金まで課せられるからだ。電力使用量そのものも急増する。政府は今週、最大電力需要が9万MW(メガワット)を超えて、史上最高値を更新する可能性があると見通した。
https://www.donga.com/jp/List/article/all/20220809/3562078/1

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韓国の電気料金は、「基本料金」と使用量に応じた料金、気候環境基金、付加価値税の合計に「燃料費調整額」を増減して計算する。 今回は、この「燃料費調整額」のうち四半期ごとに算定する分について1kWh(キロワットアワー)あたり5ウォン(1円=10ウォン)引き上げる。韓国電力が平均的な4人家族の住宅用電気料金で試算したところ、毎月の料金が1700ウォン(税込み)増加するという。

韓国メディアによると、値上げ幅は家庭用で3~4%ほどとなる。 韓国経済にはインフレの兆候が鮮明に出始めている。野菜や肉、乳製品などの食料品などの値段が目に見えて上昇しており、電気料金の値上げ幅は決して小さくはない。電気料金の単価が上がれば、付加価値税や電力基金、季節割増まで同時に跳ね上がる。

特に中小製造企業は、原材料価格が高騰を続けており、さらに電気代まで上昇すれば、赤字が続く中小企業に追い打ちをかける結果となる。 電気料金の値上げをしなければ、燃料費の上昇によって韓国電力が追加で負担しなければならない損失が、今年16兆ウォン(約1兆6000億円)に達する。


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[ 2022年08月10日 08:37 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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