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日韓で液化天然ガス争奪戦か。。。

2022年8月12日、韓国・ニュース1は「世界最大の液化天然ガス(LNG)購入国の一つである日本が冬用の備蓄確保を急いでいることで世界的な供給不足が悪化し、ガス価格が急騰している」と伝えた。

米ブルームバーグの報道を引用したもので、「世界的なガス供給危機の中、韓国も今冬の備蓄購入競争に加わっており、ロシアによるウクライナ侵攻に触発された欧州発のガス確保戦争がアジアに広がった」としている。 S&P Globalによると、北東アジアのLNG価格指標であるJKM(Japan Korea Maker)は前日(11日)より9%急騰の5万628BTUで、7月27日以降で最高値を記録した。アジアのスポットLNG価格はロシアによるウクライナ侵攻の影響が市場に出た今年3月に比べ約70%下がったが、今週に入って急騰傾向にある。その背景についてトレーダーらは、「日本の一部の電力会社が先週から、冬用の追加購入に向けて供給業者と協議を加速化したため」だと話しているという。

記事は「日本は東日本大震災後、原子力発電の比率を下げ、LNG輸入を増やして不足分を相殺してきた。その上、欧州の今夏の猛暑とロシア発の供給減少でスポットLNG購入に加熱の兆しが見えたことで、備蓄確保を進めているようだ」と説明している。

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また、アジアと欧州間のLNG輸送競争が激化したことで、欧州だけでなくアジアでも、前例のない高水準まで価格が高騰している。こうした中、韓国も購入競争に加わっているという。現在の在庫量は約34%となっているが、これを11月には90%まで引き上げようと、スポット購入を急いでいる。ブルームバーグは「日本のJERAと韓国ガス公社という二大LNG輸入業者が今冬に向けて購入量を増やしている」と伝えているという。
https://www.recordchina.co.jp/b899426-s39-c20-d0195.html

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韓国ガス公社は、価格交渉で失敗した件や国際仲裁訴訟で敗訴したことで、インドネシアでのガス戦で日本に敗れた。これにより、今後5年間は日本より3100億ウォン高い費用をかけてLNG(液化天然ガス)を導入することになる。韓国ガス公社はインドネシアのDSLNG事業で購入するLNGの値段が不当であると国際仲裁訴訟を出した。しかし、昨年の11月にこの訴訟で敗訴した。

問題となったのは、日本と韓国が2018年、価格の再交渉に突入してからである。韓国と日本の当初のDSLNG契約価格は石油価格がバーレルにあたり100ドルにMMBtuごと15ドルと決まっていた。日本は2018年、交渉を通じて導入価格をMMBtuごと、14ドルに下げた。これに伴い、韓国のガス公社も日本と同水準で導入価格を下げようとしたが、失敗。以降、シンガポール商事院に提起した国際訴訟にも昨年の11月に敗訴したのである。 その結果、韓国ガス公社はDSLNGで日本より輸送船1隻ごと、約52億ウォン高くLNGを購入することになった。


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[ 2022年08月15日 08:22 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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