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IMFアジア太平洋局長「物価は今年がピーク」

来年度の韓国輸出の伸び率が0%まで下がるだろうという国際通貨基金(IMF)の予測が出た。

IMFのクリシュナ・クリシュナ・スリニバーサン・アジア太平洋局長は25日、韓国銀行で「グローバル経済と韓国」をテーマに記者懇談会を開き、「来年度の韓国輸出は低迷すると予想される」としたうえで、このように話した。スリニバーサン氏は、今年は3%台後半の韓国の輸出成長率は、来年度は0%に迫るだろうと見込んだ。

スリニバーサン氏は、「韓国は、世界の実体経済や金融市場環境から大きな影響を受けてきた」とし、「交易条件のショックや米国の通貨緊縮などが、(否定的な)影響を与えている」と理由を説明した。その上で、IMFは来年度の韓国の経済成長率の予測値を2.0%で、従来より0.9%ポイント下方修正したと説明した。

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スリニバーサン氏はさらに、「前月比消費者物価の上昇率は下がる傾向が出てきており、物価は今年にピークに達し、徐々に2024年頃は目標水準に戻るだろう」とし、「成長への影響は避けられないが、緊縮を通じて必ずインフレに真っ向から対応することが重要だ」と呼びかけた。スリニバーサン氏は、さらに「政府負債が国内総生産(GDP)の55%水準まで増えたと理解しているが、中期的に財政政策の基準を定め、信頼を守っていくことが重要だ」とも勧告した。
https://www.donga.com/jp/List/article/all/20221026/3724636/1

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世界経済活動は広範にわたり、かつ当初予想より大幅に鈍化 している。物価は数年ぶりの高水準を上回っている。生活費の危機や、大半の地域で見られる金融環境の引き締まり、ロシアのウクライナ侵攻、長引く新型コロナウイルスのパンデミックが経済見通しに重くのしかかっている。世界経済の成長率は、2021年の6.0%から2022年には3.2%へ、2023年は2.7%へ鈍化する見込みである。世界金融危機と新型コロナのパンデミックが深刻だった一時期を除いて、2001年以降で最も弱い成長の推移となる。

世界のインフレ率は、2021年の4.7%から2022年には8.8%に上昇する見込みだ。2023年には6.5%、2024年には4.1%に減速するとの予想だ。金融政策は、物価の安定を取り戻すためにしっかりと推し進め、財政政策は、金融政策と一致するよう十分に引き締まったスタンスを保ちつつ、生活費の圧力を和らげることを目指すべき。構造改革は、生産性を改善し供給網の制約を和らげることから物価との闘いを支えるだろう。そしてグリーンエネルギーへの移行を迅速に進め世界の分断化を防ぐためには多国間協力が不可欠。


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[ 2022年10月27日 08:36 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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