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イ・ジェヨン新会長、経営能力・支配構造の改編など課題山積み

イ・ジェヨン会長は、27日に開かれたサムスン電子の取締役会の議決により、1991年のサムスン電子入社以来31年目にして最高地位の会長に就任した。韓国の最大企業であるサムスン電子のトップにのぼり詰めたが、まだ経営能力が検証されていないと言われてきた。

2000年、イ会長はサムスングループの支援を受け、いわゆる「eサムスン」事業を展開した。eサムスンとeサムスン・インターナショナル、セキュアドットコム、価値ネットなどの設立に参加し、株式を大量に保有した。しかし、ベンチャーブームが冷め業績が低迷すると、保有株をサムスン系列会社に売却した。経営失敗の損失をサムスン系列会社に転嫁したわけだ。

イ会長は2014年から事実上、サムスングループの経営権を行使した。2018年「180兆投資、4万人採用」、2019年「システム半導体ビジョン2030」などを発表した。非メモリー半導体の場合、イメージセンサーでは第1四半期基準の市場占有率が29%で、ソニー(45%)との差を縮めたが、他の分野ではこれといった成果はまだ見られない。漢陽大学のイ・チャンミン教授(経営学)は、本紙との電話インタビューで「イ会長の経営能力は検証されておらず、市場では不安に思う側面がある」と話した。

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ソウル大学のイ・ギョンムク教授(経営学)は、「サムスン物産の合併以降、グループ事業のポートフォリオの調整を進めたが、最後までできなかった側面がある」とし、「経営能力をこれから示さなければならない」と指摘した。イ会長は厳しい経営環境を乗り越え、長期ビジョンを提示しなければならない課題を抱えている。サムスン電子は今年第3四半期の営業利益が30%以上減少し、第4四半期の実績はさらに悪化するというのが大方の予想だ。

サムスン電子は5月、今後5年間で450兆ウォン(国内360兆ウォン)を投資し、8万人を新規採用すると発表したが、対外環境が急変し、修正を迫られることになった。イ会長は社内掲示板に載せた文で「私たちの前に置かれた現実は厳しく、市場は冷酷だ。さらに果敢かつ挑戦的に乗り出さなければならない時」だと述べたが、イ・ゴンヒ会長の「新経営宣言」のようなビジョンは示していない。
http://japan.hani.co.kr/arti/economy/44954.html

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李会長は同日、就任式や就任演説など、別途の行事なしに静かに就任した。しかし、李会長の昇進は様々な面で意味が大きい。この間、すでにグループトップとして経営全般を陣頭指揮してきたが、今後公式的に「サムスン会長」のタイトルをつけて「李在鎔のニューサムスン」時代を開くものと期待される。近い将来、サムスン内に強力な人的刷新や組織改編、グループコントロールタワーの構築などを中心に「ニューサムスン」のビジョンが具体化するとした。

李会長はこれに先立って故李健熙会長2周忌を迎え、社長団懇談会で、残念ながらここ数年間、私たちは前に進めなかった。従来の市場では追撃者の激しい挑戦を受けていると感想伝えている。今後どうするのかと言うビジョンはまだ見えていない。


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[ 2022年10月29日 07:56 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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