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中国の若者の間でバイクブーム、乗り入れ禁止の都市部で進入制限解除の動き

中国でバイクの年間生産台数はピーク時3000万台に達していたが、進入制限に加え、市民の足として電気自転車が普及。消費力の向上で経済的余裕のある人は乗用車を購入するようになり、バイクの存在感は低下する一方だった。  

しかし、2016年に底を打ってから生産台数は増え続け、21年は2000万台にまで回復。中国では近年、キャンプやパドルボートなどのアウトドアがブームになっており、屋外を自由気ままに走るバイクもその流れに乗った形だ。都市部では自動車教習所の夜間バイク教習コースは満員になり、人気バイクは注文しても半年以上、入荷待ちとなっている。バイクをテーマにしたインフルエンサーも次々現れ、ショート動画投稿プラットフォーム「抖音」ではバイクに関する投稿動画が515億回再生されている。

バイクブームの主流は(1990年代中盤から2000年終盤に生まれた)Z世代の若者だ。北京市でバイクショップを経営する周晋宇さんは「お客さんの半数近くが20~25歳で、『北漂族』タイプの人が多い」と説明する。北漂族とは北京市戸籍を持たずに長年暮らす人々を指す。高学歴でIT企業を転々としたりアーティストやミュージシャンをしたりしている北漂族は、束縛を嫌い、孤独を感じても自由を大切にする。東方新報は「1人で風を切って走るバイクは彼らの生き方にマッチするようだ」と伝えた。

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新たにバイクに乗る女性が男性と同等かそれ以上に多いというのも特徴だ。スタイリッシュなデザインで運転しやすい車種が多いことも女性の心をとらえている。女性に人気の125ccバイク「春風狒狒」は8980元(約18万1603円)で、スマートフォンの「iPhone13Pro」の価格と大差がない。

バイク人気が高まる中、都市部の進入規制が産業の成長を妨げているという声も大きくなってきた。自動車大手「吉利汽車」創業者の李書福氏は「中国は世界で唯一のバイク制限国家だ」と指摘。「先進国ではバイクが交通渋滞や駐車場不足の問題緩和に貢献している」と述べ、規制の解除を訴えている。近年は陝西省西安市や山東省青島市など制限を解除する都市も増えているという。中国で250cc以上の中型・大型バイクの保有台数は、人口比で見ると日本や欧米の8分の1程度。バイク市場は今後さらに拡大していきそうだ。
https://www.recordchina.co.jp/b903808-s25-c30-d0059.html

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オートバイ会社の2021年度売上高を分子に、また後述する市場規模を分母にして、2021年のバイク業界の世界市場シェアを計算すると、世界1位はホンダ、2位はヤマハ、3位はヒーロー・モトコープ。中国のメーカーのロンシン・モーターやリーファンも地力をつけている。日本の4大バイクメーカー「ホンダ」、「ヤマハ」、「スズキ」、「カワサキ」は、世界的にも有名だ。しかし、国別のバイクの生産台数では中国は年間約1700万台で世界第2位の規模を誇る。

中国のバイク市場は自動車市場と様相が異なると指摘した。自動車市場ではドイツ系と日系で約6割のシェアを占めているが、バイク市場では中国ブランドが約8割を占めているという。そのなかでトップのシェアを誇るのが「大長江グループ」だ。「豪爵」のバイクは2020年に188万台以上を販売しており、11.05%のシェアを占めた。中国国内での販売台数1位は18年連続だという。そして、ここまでの発展に大きく貢献したのが日本の「スズキ」で、「スズキ」と提携することで技術が向上し、中国でシェア1位になったと伝えている。


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[ 2022年11月06日 08:33 ] カテゴリ:中国 | TB(0) | CM(0)
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