韓国経済News

韓国経済を中心に北朝鮮・中国・台湾・日本そしてアメリカの経済状況を掲載するサイトです。
   
韓国経済 韓国社会 韓国政治韓国芸能 日本経済 日本社会 日本政治
韓国経済News TOP  >  国際 >  ウクライナ戦争長期化により、西側とロシアの兵器在庫が底をついた

ウクライナ戦争長期化により、西側とロシアの兵器在庫が底をついた

ウクライナ戦争では長期化により西側とロシアの兵器の在庫が底をついたにもかかわらず、円滑に追加供給が行われていないという指摘が相次いでいる。第2次世界大戦以後、強大国が直接介入した最初の正規戦が長くなったことで、突然増えた軍事需要に現在生産能力が追い付いていないのだ。

米国のニューヨーク・タイムズ紙は26日、ウクライナ戦争が始まってから9カ月を超え、このような長期戦を予想できなかった米国と欧州など西側諸国が、ウクライナに提供する兵器と北大西洋条約機構(NATO)が保有すべき兵器を確保するため、争奪戦を繰り広げていると報じた。同紙は西側諸国がこのような脆弱性を露わにした原因として、2001年の9・11同時多発テロ以降、軍備態勢が「テロとの戦争」などの非正規戦に重点が置かれ、正規戦に使われる武器在庫を減らし、生産体系も斜陽化したためだと指摘した。

このような状況は、2000年に始まったアフガニスタン戦争と今回の戦争を比較すると明確になる。アフガ二スタンでNATO軍は1日に約300発の砲撃を行い、防空網も必要なかった。しかし、ウクライナ戦争では現在、1日に発射する砲弾の数がアフガニスタンで1か月間発射した量より多い。NATOのある高官は同紙に、今夏、東部のドンバス地域でウクライナは1日6千~7千発、ロシアは4万~5万発の砲弾を発射したと述べた。しかし、米国で生産される砲弾は月にわずか1万5千発に過ぎない。

スポンサードリンク


NATOのある当局者は同紙に対し、ウクライナ戦争が始まった2月末のNATO加盟国の兵器在庫は規定の半分に過ぎなかったと語った。NATO加盟国は計400億ドル分の兵器をウクライナに提供したが、これはフランスの1年間の国防費に当たる金額だ。その結果、現在使える兵器の在庫を全て使い果たしたものとみられる。

旧ソ連に属していたウクライナが、基本的にソ連時代の兵器を運用していることも大きな障害要因となっている。西側諸国はウクライナが使用するS300防空ミサイル、T72タンクなど旧ソ連製ミサイルや砲弾などを血眼になって探し求めている。これに代わる対戦車ミサイル「ジャブリン」などは在庫が底をついた。
http://japan.hani.co.kr/arti/international/45225.html

2022-11-28-k002.jpg

ロシアは兵器不足に陥っていると言われるが、欧米側も兵器や弾薬の在庫不足と生産不足が大きな問題となっている。ウクライナ側の需要に生産が追いつかない状態だ。NATOのストルテンベルグ事務総長は、「欧米の防衛産業は既存の生産能力を活用して兵器を増産する。さらに生産能力を拡大するために投資が必要で、長期戦に備える。ウクライナへの軍事支援と自国の防衛と抑止のための在庫補充を両立させる」と話している。

この在庫不足と生産不足は世界最大の軍事大国アメリカも例外では無い。オースティン国防長官は、「兵器によっては数週間や数か月かかり、数年かかるものもある。アメリカはウクライナにハイマースを18基追加供与するが、実際に生産し導入するまでには2~3年かかる」と述べている。


関連記事

[ 2022年11月28日 08:23 ] カテゴリ:国際 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

サイト内をキーワードや文書で検索
お問い合わせ

お問い合わせ
管理人 MON
連絡先 monma@asahinet.jp