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大韓航空とアシアナの合併越年へ

大韓(テハン)航空とアシアナ航空の企業結合審査が年を越して、来年上半期(1~6月)まで続くものと見られる。ただ、必須申告国家である中国の敷居を越え、残りの4ヵ国の承認手続きにも前向きな影響を与えるだろうという期待が出ている。

27日、大韓航空によると、アシアナ航空との合併審査は、もはや必須申告国である米国や日本、欧州連合(EU)と任意申告国である英国の4ヵ国のみ残っている。大韓航空は、14ヵ国に企業結合を申告し、韓国とオーストラリアなどの競争当局からは最終承認を獲得した。大韓航空側は当初、年内にすべての競争当局の承認を得るものと期待していたが、一部の国で審査が厳しく行われ、日程が遅れた。

航空業界からは26日、中国市場総局が両社の合併を許可し、両社の統合が順調に進んでいるという評価が出ている。英国の場合、競争市場庁(CMA)が独占・寡占の懸念解消のための是正措置案を受け入れると明らかにしただけに、遅くとも来年3月中に承認が発表されるものと見られる。日本は格安航空会社(LCC)などが多数就航するだけに、独占の懸念が低い。

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米国は法務部が先月以降、大韓航空に対し審査のための追加資料の提出要求をしておらず、審査が無難に進むものと分析される。カギはEUだ。EU加盟国は、自国の航空会社の利益を拡大するため、スロット(空港離着陸件数)の返却などを要求する見通しだ。この場合、合併によるシナジー効果が大きく落ちるものと予想されるが、EU競争当局が合併を許可しなければ、合併が事実上失敗に終わるだけに、大韓航空側の悩みが大きいものと見られる。
https://www.donga.com/jp/List/article/all/20221228/3855493/1

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11月には、英国の競争当局が韓国の大韓航空とアシアナ航空の合併にブレーキをかけた。航空券の価格上昇と機内サービスの下落など「独占・寡占」の弊害が予想されるとして、解消方案の提出を要求した。合併承認日程が遅れる可能性があるという憂慮と共に、仁川-ロンドン路線の一部を英国の航空会社に渡すことになりかねないとした。

英国競争市場庁(CMA)は15日(韓国時間)、ホームページを通じて「大韓航空とアシアナ航空の合併がロンドン-ソウル間を往来する乗客により高い価格とより低いサービス品質をもたらすおそれがある」とした。CMAで大韓航空とアシアナ航空の合併審査業務を受け持っているコリン・ラフタリー先任理事は「大韓航空とアシアナ航空が我々の懸念を解決できなければ、今回の取引はより深層的な調査で進められるだろう」と伝えている。

結果、韓国航空大手の統合手続きが遅れ、大韓航空によるアシアナ航空の買収発表から2年がたつものの、欧州と米国、日本、中国の競争法当局の審査が長期化する。発表当初は2021年中に買収を完了するとしていたが、23年以降に持ち越されることが確実視される。韓国航空のトップ2の統合には、路線の統廃合も避けられない見通しだ。


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[ 2022年12月29日 08:04 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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