韓国経済News

中車長客と成都軌道集団が共同開発した独自の知的財産権を持つ世界初の水素エネルギー市内列車が28日、四川省成都市新津区で正式にラインオフした。同列車は「復興号」の重要中核技術を採用し、4両編成で、最高速度は160km/h。内蔵されている「水素エネルギー動力」システムは、列車の運行に力強い持続的な動力源を提供し、600キロメートルの超長航続距離を実現した。成都日報が伝えた。

クリーンでゼロカーボンの再生可能エネルギーである水素エネルギーは、国の「ダブル炭素」（二酸化炭素＜CO2＞排出量ピークアウトとカーボンニュートラル）戦略を推進するための重要な新型エネルギー選択肢だ。水素エネルギー市内列車は、従来の架線網電力供給プランにとって代わる、水素燃料電池とスーパーキャパシタを結びつけるエネルギー供給方法を採用。水素と酸素が水素燃料電池の中で電気化学反応を起こすことでエネルギーが生まれる。

スポンサードリンク

反応の生成物は水のみで、窒素・硫黄の副産物がない上、反応が穏やかで騒音が少ない。そのため環境に優しくゼロカーボンという特徴を持つ。専門家によると、1本の速度160km/hの水素エネルギー市内列車が1日500キロメートルを往復走行する場合、1年で二酸化炭素（CO2）排出量を1万キログラム以上削減でき、CO2排出削減効果が著しい。

また、架線網による運行条件の束縛がないため、列車は既存の非電化線路区間で広く応用でき、市内列車の応用範囲を大幅に向上させると同時に電化改造によるインフラ整備と維持にかかる巨額のコストを回避できる。
https://www.recordchina.co.jp/b906860-s6-c20-d0189.html



ドイツでは、水素を使った燃料電池を動力とする新型列車が、17年12月にドイツ国内の一部ローカル線では、高速鉄道車両メーカーの仏アルストムが製造する「コラディア・アイリント」が運行を始めている。同社のアンリ・プパルラファルジュＣＥＯは「クリーンな交通機関という分野に革新的な新技術を投入できることを誇りに思う」と述べている。

水素燃料電池列車は、ドイツ北西部ニーダーザクセン州の約100キロの区間を走る。今でもなお欧州の鉄道網のかなりの部分は電化されておらず、アルストムによればドイツだけで4000両ものディーゼル車が走っている。水素燃料電池列車の運行は、完全電化が現実的でない区間に電化とほぼ同等の恩恵をもたらす貴重な機会となる。コラディア・アイリント導入のハードルを下げるため、アルストムでは車両製造から保守、水素の供給インフラ整備までをまとめて請け負った。

---

関連記事 米国除き韓国・日本だけ「ビザ発給停止」＝中国（01/13） 中国、今回は「トランジットビザ」免除停止、２日連続で入国規制（01/12） 「韓国人への短期ビザ発給停止」発表した中国（01/11） 中国は国際社会の「無法者」…サラミスライス戦略で侵食、東シナ海めぐり日本挑発（01/08） 新型コロナ死者数急増で限界に達した中国の火葬場（01/05） 最高速度160km/h、世界初の水素エネルギー市内列車が成都に登場 2022年の有効発明特許産業化率は36．7％、5年ぶりに記録更新（12/30） フォックスコン鄭州工場、従業員留任に最高5000元のボーナス（12/29） 2023年の中国EV車市場は国有系に風が吹くか（12/28） 中国で感染爆発も「ピークはまだ来ていない」（12/28） 中国、一日で3700万人が新型コロナ感染（12/27）

---