EUの投資家は中国を冷遇、東南アジアが人気の投資先に
独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトはこのほど、「欧州連合(EU)の投資家が中国に冷淡な態度を取り始めている」とする記事を掲載した。中国が厳格な「ゼロコロナ」政策を緩和したにもかかわらず、欧州の投資家が2023年に再び情熱を燃やして中国に戻ってくることは期待できず、その好意は東南アジア諸国に向けられている。
ゼロコロナ政策の終了は朗報だが、EU・東南アジア諸国連合(ASEAN)ビジネス協会のクリス・ハンフリー氏は、中国とのデカップリング(切り離し)とサプライチェーンの多様化の「さいは投げられた」とした上で、「東南アジアが外国からの直接投資の流入の増加による恩恵を受ける一方で、中国では最近そのような動きは見られていない。多くの実業家にとって、中国は目立たない市場であり、それに対し東南アジアはアジアのひいては世界の事業の一つとみなされている」と語る。
EU加盟国は2021年にASEANの10カ国に約265億ドル(約3兆4900億円)を投資した。20年は185億ドル、19年は61億ドルだった。先月ブリュッセルで開催された初のEUとASEANの首脳会議(サミット)で、欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長は、中国の「一帯一路」プロジェクトに対抗するEUの新戦略「グローバル・ゲートウェイ」からASEANのインフラ整備支援として100億ユーロ(約1兆4000億円)を拠出すると発表した。
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東南アジア諸国は多くのEUの投資家を引き付けている。デンマークの玩具大手レゴグループは昨年11月、ベトナムに10億ユーロ(約1400億円)を投資して同社で初となる温暖化ガス排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を実現する工場の建設を開始した。オランダのハーベスト・ウェイスト社は、フィリピンのセブ島にアジアで最も先進的な廃棄物発電工場を建設する計画を立てている。
世界的な中国とのデカップリングから最大の恩恵を受ける国がベトナムだ。すべての製品を中国に依存して生産していた米アップルは、ノートブック「MacBook」のベトナムでの製造を示唆している。韓国サムスン電子による大規模投資のおかげで、ベトナムは現在、中国に次ぐスマートフォン生産国となっている。
https://www.recordchina.co.jp/b907309-s25-c20-d0192.html
東南アジア諸国の経済比較
東南アジア諸国連合(ASEAN)に加盟している国は、近年急速に経済が成長しており、2008年から2018年までの名目GDPをみると約2倍になっている。GDPの要でもある人口はアメリカの約2倍・日本の約5倍に達しており、今後もGDPの成長に期待できる。また生産年齢人口の増加や人口増加率も堅調に上昇している為、今後も消費活動が継続的に活発化することが予想されている。
上記の理由からアセアン株は多くの投資家達から注目を浴びている。アセアン株は配当の利回りが高い銘柄が多く存在する。キャピタルゲインだけではなく、インカムゲインも期待ができることから高配当が期待できる。得られた配当から運用し、中長期的に投資をすることで、さらに利益を得ることができる可能性があり、特にアセアンはゆるやかなインフレのため、長期的に投資をする株取引には好印象と言える。
ゼロコロナ政策の終了は朗報だが、EU・東南アジア諸国連合(ASEAN)ビジネス協会のクリス・ハンフリー氏は、中国とのデカップリング(切り離し)とサプライチェーンの多様化の「さいは投げられた」とした上で、「東南アジアが外国からの直接投資の流入の増加による恩恵を受ける一方で、中国では最近そのような動きは見られていない。多くの実業家にとって、中国は目立たない市場であり、それに対し東南アジアはアジアのひいては世界の事業の一つとみなされている」と語る。
EU加盟国は2021年にASEANの10カ国に約265億ドル(約3兆4900億円)を投資した。20年は185億ドル、19年は61億ドルだった。先月ブリュッセルで開催された初のEUとASEANの首脳会議(サミット)で、欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長は、中国の「一帯一路」プロジェクトに対抗するEUの新戦略「グローバル・ゲートウェイ」からASEANのインフラ整備支援として100億ユーロ(約1兆4000億円)を拠出すると発表した。
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東南アジア諸国は多くのEUの投資家を引き付けている。デンマークの玩具大手レゴグループは昨年11月、ベトナムに10億ユーロ(約1400億円)を投資して同社で初となる温暖化ガス排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を実現する工場の建設を開始した。オランダのハーベスト・ウェイスト社は、フィリピンのセブ島にアジアで最も先進的な廃棄物発電工場を建設する計画を立てている。
世界的な中国とのデカップリングから最大の恩恵を受ける国がベトナムだ。すべての製品を中国に依存して生産していた米アップルは、ノートブック「MacBook」のベトナムでの製造を示唆している。韓国サムスン電子による大規模投資のおかげで、ベトナムは現在、中国に次ぐスマートフォン生産国となっている。
https://www.recordchina.co.jp/b907309-s25-c20-d0192.html
東南アジア諸国の経済比較
東南アジア諸国連合(ASEAN)に加盟している国は、近年急速に経済が成長しており、2008年から2018年までの名目GDPをみると約2倍になっている。GDPの要でもある人口はアメリカの約2倍・日本の約5倍に達しており、今後もGDPの成長に期待できる。また生産年齢人口の増加や人口増加率も堅調に上昇している為、今後も消費活動が継続的に活発化することが予想されている。
上記の理由からアセアン株は多くの投資家達から注目を浴びている。アセアン株は配当の利回りが高い銘柄が多く存在する。キャピタルゲインだけではなく、インカムゲインも期待ができることから高配当が期待できる。得られた配当から運用し、中長期的に投資をすることで、さらに利益を得ることができる可能性があり、特にアセアンはゆるやかなインフレのため、長期的に投資をする株取引には好印象と言える。
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今後も有望。東アジア(日本と台湾除く)より遥かに。
> 中国が厳格な「ゼロコロナ」政策を緩和したにもかかわらず、欧州の投資家が2023年に再び情熱を燃やして中国に戻ってくることは期待できず
ゼロコロナを維持できなくなったから緩和しただけなのは世界が承知済み。