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互いに大使を呼び出した韓国とイラン…イランは凍結原油代金70億ドルにも言及

「アラブ首長国連邦(UAE)の敵はイラン」との尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の発言の波紋が広がっている。イランはイラン駐在韓国大使を呼び出し、約70億ドル(8兆6600億ウォン)の原油代金問題まで提起しつつ「関係見直し」に言及し、韓国政府も異例にも駐韓国イラン大使を呼び出した。

イラン外務省は18日(現地時間)、レザ・ナジャフィ法務・国際機関担当次官がユン・ガンヒョン駐イラン韓国大使をテヘランの外務省庁舎に呼び、尹大統領の発言に抗議したと発表した。ナジャフィ次官は「韓国大統領の発言は友好関係に対する干渉と同じであり、この地域の平和と安保を害する。韓国政府はこの発言について直ちに説明し、アプローチのあり方を修正すべきだ」と述べた。尹大統領は15日、UAEに派遣されている韓国軍のアーク部隊を訪問し、「UAEの敵、最も脅威となる国はイランであり、韓国の敵は北朝鮮」だと述べた。

ナジャフィ次官は、2018年の米国によるイラン制裁の復活後に韓国で凍結されているイランの70億ドルの資金に言及し「イランの資金の凍結に対して効果的な措置を取らなければ、イランは韓国との関係を見直すことになるだろう」と述べた。

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ナジャフィ次官が言及した70億ドルとは、米国のトランプ政権が2018年にイラン核合意(包括的共同行動計画、JCPOA)を離脱し、対イラン制裁を復活させたことに伴い、韓国政府もイランの石油販売代金の口座を凍結したことで、韓国が支払っていないイランの資金だ。70億ドルは、イラン国外に凍結されているイランの資金の中で最大規模とされる。
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/45698.html

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2021年1月、外交部当局者は、「イランはコバックス・ファシリティ(COVAX facility)に凍結されている資金を納付してワクチンを確保すると話し、これに対して米財務省から特別承認を受けた」と話した。コバックス・ファシリティは世界保健機関(WHO)が主導する新型コロナウイルスワクチンの共同購入および配分のための国際プロジェクトとしたうえで、事前入金すればその後開発が完了するワクチンの供給を受けることができるとしていた。

米国が2018年核合意を離脱し、イラン制裁に入ったことにより、韓国のIBK企業銀行・ウリィ銀行などに凍結されているイランの石油輸出代金は70億ドル(約7186億円)に達する。イランはこのお金をワクチンの代金としてコバックス・ファシリティ側に入金するよう韓国政府に要請し、これに対して政府は米国財務省との協議を通じて特別承認を受けた。ただ、外交部当局者は「コバックス・ファシリティに代金を支払う過程でウォンをドルに変えると、このお金が米国政府に入りかねないという懸念があるため、イラン側が最終決定を下せずにいる状況」と説明した。

これに関連してイラン・韓国商工会議所のフセイン・タンハイ会長は3日、イランILNA通信に「2日、エシャク・ジャハンギリ副大統領に会って韓国に凍結したイラン資金の使用案を協議した」とし「新型肺炎のワクチンなど商品を買うこの資金を減少する方法を提案した」と話している。


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[ 2023年01月20日 07:48 ] カテゴリ:韓国政治 | TB(0) | CM(0)
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