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中国の新エネ車は生産・販売ともに8年連続世界一

中国自動車工業協会がまとめた最新の統計によると、2022年にも引き続いて中国の新エネルギー自動車は爆発的な成長を遂げ、生産台数は前年比96.9%増の705万8000台、販売台数は同93.4%増の688万7000台に達し、どちらも8年連続で世界一になった。

中国の新エネ車世界規模は世界トップクラスだ。22年通年の販売台数は688万7000台で、市場シェアは前年比12.1ポイント(p)上昇の25.6%になった。そのうちバッテリー電気自動車(BEV)は同81.6%増の536万5000台、プラグインハイブリット車(PHV・PHEV)は前年の2.5倍に当たる151万8000台だった。

中国ブランドの競争力が大幅に向上した。22年に中国独自ブランド新エネ乗用車の中国国内市場での売上シェアは同5.4p上昇の79.9%だった。中国独自ブランド新エネ車の輸出は前年の2.2倍の67万9000台に達した。世界の新エネ車売上ランキング上位10メーカーのうち中国が3つを占め、バッテリーのエネルギー総量の上位10メーカーでも中国が6つを占めた。

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工業・情報化部(省)の関係責任者は、「目下、中国の新エネ車は全面的市場化の拡張期に突入しており、今年も急増傾向を維持することが予想される」と述べた。
https://www.recordchina.co.jp/b908203-s6-c20-d0190.html

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中国の新エネ乗用車へのシフト構想は今に始まった話ではなく、2012年6月に公布された自動車産業政策「省エネと新エネ車産業育成計画(2012~2020年)」に基づいて推し進められてきた。中国は諸外国に比べ新エネ乗用車シフトへの取組は後発だったが、①新エネ乗用車購入に対する税金免除、②中央政府および地方政府による新エネ乗用車に対する購入補助金制度、③新エネ乗用車へのナンバープレート優先割当などの政策実施が奏功し、新エネ乗用車販売台数では2015年から3年連続で世界全体の市場において第1位となっている。

新たな乗用車生産・輸入規制は2017年9月に公布された「新エネ乗用車クレジット管理弁法および「乗用車企業平均燃費4クレジット管理弁法のいわゆるダブルクレジット管理規制と呼ばれるもので、 これにより、中国で自動車を生産・輸入する自動車メーカーおよび輸入車販売企業は、電気自動車をはじめとする新エネ乗用車の一定台数以上の生産・輸入と、生産・輸入する乗用車の燃費基準の向上が義務付けられた。

本規制は、米国のカリフォルニア州他9つの州にて施行されているZEV(ZeroEmission Vehicle)規制をベンチマークとしている。乗用車を生産もしくは輸入する企業が規制対象者となり、新エネ乗用車を生産・輸入すると規定の算出方法に基づいた「クレジット」と言われるポイントが付与される。付与されたクレジットが各企業のクレジット達成目標値を上回れば、余剰NEVクレジットとして他社へ売却し利益を得るインセンティブとなる。 結果、自動車メーカーや輸入車販売企業は、各年度の乗用車生産・輸入台数の増加に比例して、新エネ乗用車の生産・輸入台数を増やしていかなければならなくなる。


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[ 2023年01月28日 08:14 ] カテゴリ:中国 | TB(0) | CM(0)
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