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ベトナム経済の回復が加速

2023年1月31日、中国メディアの海外網は、ベトナムの昨年の経済成長率が8%を超え、経済回復が加速していると報じた。

ベトナム統計総局が先日発表した統計で、2022年のベトナムの国内総生産が前年比8.02%増の4090億ドル(約53兆2000億円)となり、初めて4000億ドルの大台を突破するとともに、この12年で最も高い成長率になったと紹介。業界別ではGDP貢献度56.65%のサービス業が同9.99%増と平均を上回る成長を見せたほか、工業・建設業が7.78%増、農業が3.36%増となり、ベトナム統計総局が「ベトナムの経済構造が最適化しつつあり、成長の質が改善を続けていることの表れだ」とコメントしたことを伝えた。

また、輸出と投資が引き続きベトナム経済成長の大きな牽引役となっており、22年の貿易総額が過去最高の7300億ドル(約95兆円)で、7年連続の貿易黒字になったと紹介。輸出額が10億ドル(約1300億円)を超える製品が36種類あるとし、ベトナム工業貿易省が「わが国は輸出製品の構造転換を積極的に推進しており、製造業による加工製品の割合が86%にまで高まった」と述べた。

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ベトナム外資系企業協会のグエン・ゴックミー副会長が「政府は柔軟で効果的なマクロコントロールにより経済、社会の安定を確保すると同時に、ビジネス環境を改善して外資を呼び込んでいる」と語り、22年における外国からの直接投資額が約277億ドル(約3兆6100億円)に達し、18年以降で最多となったことを紹介したと伝えた。 さらに、観光業の回復とデジタル経済の加速もベトナム経済の発展をアシストしており、観光業では22年の営業収入が約500兆ドン(約2兆7800億円)とコロナ前の19年に比べて66%増加し、デジタル経済規模も前年比10%増の約1480億ドル(約19兆3000億円)になった。
https://www.recordchina.co.jp/b908403-s43-c20-d0193.html

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小売売上高の回復ペースが加速している。1~7月期の小売売上高(年初来累計)は前年同期比+16.0%と、6月の同+11.7%から伸びが加速。全体の約8割を占める小売商品およびサービスが同+13.7%。入国制限の緩和に伴い観光業が急速に伸び、同+166.1%となった。今後も国内外からの観光客の増加で内需が押し上げられ、好循環を維持するとみられる。

生産は堅調に推移している。7月の鉱工業生産は、前年同月比+11.2%と前月の同+11.5%をやや下回ったものの、3か月連続で2桁台の伸びとなった。ただし半導体不足が影響し、主力の自動車、携帯電話はそれぞれ同+14.8%、同+3.7%と、前月の同+19.9%、同+12.7%を下回った。今後は、半導体不足がしばらく続き世界的な生産の鈍化が懸念されるものの、サプライチェーンでの中国依存からの脱却のため米アップルなどの大手電子部品メーカーがベトナムに工場を移管する動きがあり、同分野での生産拡大が期待できる。

貿易は輸出入とも伸びが鈍化している。輸出額は、7月は前年同月比+8.9%の303.2億ドルと、前月の同+20.0%の326.5億ドルを下回った。世界経済の減速の影響を受け、最大の輸出品である電話・電話部品が同4.7%と、前月の同+15.3%からマイナスに転じた。輸入額は同+3.4%の303.0億ドルと、前月の同+16.3%から伸びが大幅に縮小した。貿易収支は前月の2.8億ドルから2,100万ドルの黒字に縮小。先行きについては、サムスン電子など製造業での設備投資や購買が手控えられているため、輸出入が一時的に滞る可能性がある。


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[ 2023年02月01日 09:13 ] カテゴリ:国際 | TB(0) | CM(0)
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