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韓国の経済成長率が日本より低くなる

IMFは1月31日に最新の世界経済見通しを発表した。世界経済の成長率を前回予想(2022年10月)より0.2ポイント引き上げ2.9%とした。 日本についても0.2ポイント上方修正して1.8%とした。これに対して韓国については0.3ポイント引き下げて1.7%とした。

ラジオの司会者が見たこともないと言ったのは無理もない。めったにないことなのだ。 韓国のメディアによると、韓国の経済成長率がもし日本より低くなれば、1998年に韓国が「IMF危機」と呼ばれた通貨経済危機の直撃を受けて以来のことだという。25年ぶりのことだ。 さらにその前になると、第2次石油ショックの影響を受けて韓国がマイナス成長になった1980年だけ。こちらは40年以上前だ。 日本の経済成長率だって1.8%で決して高いわけではない。

さらに言えば、IMFの予想では2024年には日本の成長率は0.9%に落ち込み、2.6%に上昇する韓国が再び逆転する。 それでも、2023年の成長率が日本より低くなることは韓国経済にとっては「大事件」だ。

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訪韓中だったIMF幹部は韓国メディアに対して、韓国の成長率を前回に比べ下方修正した理由を3つ挙げて説明した。
(1)金利が引き続き上昇しており、2023年末まで特に消費に影響を与える
(2)貿易収支が悪化し、対外需要も減少している
(3)住宅部門の需要が鈍化している
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/73785

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前回予想の2022年10月以降も、韓国銀行(中央銀行)は物価対策のために利上げを続け、消費や企業活動にはもちろん影響がある。さらに、輸出も、徐々に悪化していた。不動産、特にアパート(日本でもマンションに相当)の価格の下落が本格化してきた。こうした点が「下方修正」の原因だという。

韓国メーカーが得意とするメモリーが供給過剰になって在庫が積み上がり、価格が大幅に下がったことが主な原因。主要メモリー製品の価格は、2022年1~3月期の3.41ドルから、1月には1.81ドルになった。 また自動車輸出が49億8300万ドルで同21.9%増だったが、半導体のマイナス分を補うには力不足だった。 中国向け輸出も苦戦が続いている。

1月の中国向け輸出額は91億7000万ドルで同31.4%減だった。中国の経済回復が遅れて韓国からの中間材の輸出が伸び悩んでいる。半導体の不振は深刻だ。1月31日、サムスン電子は2022年10~12月決算を発表した。 半導体部門の営業利益は2700億ウォン(1円=9.5ウォン)。前年同期には8兆8400億ウォンを稼いでおり、減益幅は97%。

2月1日には半導体専業のSKハイニックスが10~12月決算を発表した。営業赤字が1兆7012億ウォンという内容だった。前年同期には4兆2195億ウォンの利益を上げていたが、大幅赤字転落となった。SKハイニックスが四半期決算で赤字になったのは2012年7~9月期以来10年ぶり。


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[ 2023年02月02日 08:00 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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