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「高麗仏像」窃盗犯の手によって韓国の渡ったが、日本に返還か

窃盗犯の手を経て韓国に戻った高麗仏像の所有権をめぐる訴訟は、二審で「韓国の寺のものではない」という結論を下された。仏像が日本の対馬から韓国に持ち込まれてから11年。所有権を主張し訴訟を起こした韓国の寺は、最高裁(大法院)への上告を予告した。

大田(テジョン)高裁民事1部(パク・ソンジュン裁判長)は1日、「瑞山(ソサン)浮石寺の観世音菩薩坐像」に対する引渡請求訴訟で、「原告(大韓仏教曹渓宗浮石寺)が当該仏像(観世音菩薩坐像)の所有権を取得したとは考えられない」と判決を下した。裁判所は高麗時代の瑞州(ソジュ、瑞山の旧名称)浮石寺が同仏像の所有主であることは事実だが、現在の瑞山浮石寺は過去の瑞州浮石寺と同じ寺とは言えないと結論付けた。

裁判所は「高麗時代末、倭寇の頻繁な侵略による瑞州地域の被害などを考慮すると、1330年に存在していた瑞州浮石寺の人的かつ物的要素が今の瑞山浮石寺に至るまで同一性と連続性を持って維持されたとは認めがたい」と説明した。さらに「倭寇が仏像を略奪して日本に持ち出したとみられる情況はある」としながらも「(日本の)観音寺が法人として成立した1953年から20年間、この仏像を占有していたため、取得時効は完成した」と判断した。

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問題の観世音菩薩坐像は高さ50.5センチメートル、重さ38.6キログラムで、14世紀の高麗時代に製作された。仏像の中で発見された結縁文(仏像が製作された目的を書き付けて像の中に保管した文書)に「天暦3年(1330年)2月、仏像を作って高麗の瑞州浮石寺に祀った」という内容が記されており、国内学界では「瑞山浮石寺の観世音菩薩坐像」と呼ばれてきた。瑞山にあった仏像が日本の対馬の観音寺に奉安されたのは1527年と推定される。同仏像がどのような経緯で対馬に渡ったのかは不明だ。

ただし、仏像が浮石寺に奉安された後、瑞山地域に倭寇の侵入が多かったという点、観音寺に渡った仏像の中に腹蔵物がそのまま入っているが、どのような経緯で移すことになったのかを記した移安文がない点などから、略奪された後、日本に渡った仏像である可能性が高いというのが大方の見解だ。
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/45797.html

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韓国の窃盗団が日本の寺から盗んで韓国国内に持ち込んだ観世音菩薩坐像(仏像)の所有権が1審裁判の開始から7年目に出てきた。裁判所は略奪文化財であっても所有の意思を持って長期間所有した場合は取得時効が認められるとし、日本に返還すべきだと判決した。

大田(テジョン)高裁は1日、瑞山(ソサン)の浮石寺(ブソクサ)が国(大韓民国)を相手に提起した有体動産(仏像)引き渡し請求控訴審で1審を覆し、原告の請求を棄却した。日本の観音寺にあったこの仏像は、2012年10月に韓国の文化財窃盗犯が盗んで国内に持ち込んだ。


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[ 2023年02月02日 08:44 ] カテゴリ:韓国社会 | TB(0) | CM(0)
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