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輸出で中国に負ける韓国経済

輸出において韓国と中国はこれまでの補完・同調関係から競争関係へとすでに移行しており、昨年の両国の品目別輸出額には輸出同調が消滅する兆しが明確に表れている。このような分析が発表された。

1日に国際金融センターが発表した「対中輸出萎縮の原因の分析」と題する報告書によると、昨年の韓国の中国市場への輸出の増加率は-4.4%で、中国の総輸出増加率(+7.0%)を大きく下回った。2017~2021年の韓国の対中輸出の年平均増加率は6.5%で、中国の総輸出(年平均増加率10.3%)および韓国の総輸出(同6.2%)との同調現象が非常に明確だった。しかし、韓国の総輸出に対中輸出が占める割合は、2021年の25.3%から昨年はここ14年で最低の22.8%にまで下落した。香港まで含めると、同期間に31.1%から26.8%へと下落した。

対中輸出1位(昨年の比率は33.4%、香港を除く)の半導体の場合、昨年は年間では3.7%の増加だったものの、8月以降は減少に転じ、増加率は2021年の22.9%から大幅に鈍化した。残りの主力14品目のうち11品目の輸出が減少しており、なかでも平板ディスプレイの対中輸出の割合は2012年の18.8%から昨年には4.2%にまで落ち込んでいる。

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中国の輸入市場における韓国のシェアも昨年は7.5%で、2001年の中国の世界貿易機関(WTO)加盟以降で最も低かった。韓国は2013年に日本を抜いて中国の輸入市場でシェア1位となり、2020年までその地位を維持していたが、ここ2年は連続して台湾に抜かれ2位。この3年間の中国の輸入市場における韓国のシェアの下落幅は1.9ポイントで、中国と対立している米国のシェアの下落幅1.3ポイントを上回る。
http://japan.hani.co.kr/arti/economy/45789.html

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韓国の2019年に始まった「素材·部品·装備(素·部·装)産業競争力強化」政策にもかかわらず、素部装の日本からの輸入額がむしろ増えた。中国·台湾など中華圏国家からは輸入額だけでなく、依存度まで全て高まった。韓国政府が、素部装産業の競争力を強化し、特定国への依存度を下げるとして、毎年数兆ウォンの予算を投入したが、成果を収めることができなかった。

韓国産業通商資源省から提出を受けた資料によると、素·部·装100大品目の対日輸入額は2019年113億ドルから2021年134億ドルへと21億ドル(18.6%)増加したことが分かった。分野別では半導体品目の輸入額が、2019年の34億1100万ドルから2021年には54億2100万ドルへと20億1000万ドル(58.9%)も増えた。機械金属(22億5400万ドル→21億300万ドル)、電子電気(19億2100万ドル→3億1800万ドル)、基礎化学(2億9100万ドル→21億1000万ドル)などの分野でも対日輸入額が増加した。

がしかし、昨年の韓国の年間貿易赤字規模が過去最高の472億ドルに達し、昨年12月の輸出が前年同月に比べて9%以上減り、10月から3カ月連続で減少となったうえ、輸入は2%台に減少し、貿易収支は46億9千万ドルの赤字を記録した。また対中輸出の減少は、昨年4月以降の中国の経済成長の減速、主要輸出品目である半導体価格の下半期以降の下落による。


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[ 2023年02月02日 09:14 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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