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中国に左右される韓国経済…研究機関は「上半期は苦難、下半期は反騰」

国策研究機関である韓国開発研究院(KDI)は、今年上半期の国内景気は予想以上に大幅に下がり、下半期に入って早めに反騰傾向を示すだろうと予想した。このような見通しに至った主要な変数は中国だ。今年の韓国経済は、中国の経済状況に左右されるという意味だ。

KDIは9日、こうした内容の「修正経済展望」を発表した。KDIは例年5月と11月に経済展望報告書を出す。しかし対内外の不確実性が大きくなり、今年から2月と8月にも修正展望を追加で出すことにした。 今年の韓国経済の年間実質成長率展望値は、昨年11月の展望値と同じ1.8%を維持した。企画財政部(1.6%)と韓国銀行(1.7%)の予測値より小幅に高い水準だ。 しかし細部の見通しは変化した。KDIは「今年上半期の景気減速幅がこれまでの展望に比べてさらに深まる反面、下半期の回復はより早く進行すると予想する」と話した。

今年上半期の成長率展望値(以下、前年同期比)は、従来の1.4%から1.1%へと下方修正した。中国のリオープニング(経済活動の再開)が短期的には中国国内の急速な新型コロナ拡散および経済萎縮を招き、韓国の輸出不振も激しくなるということだ。半導体を中心として輸出減少傾向が続き、高物価・高金利で内需回復も足を引っ張られ、景気が予想以上に大幅に悪化するという見解だ。
http://japan.hani.co.kr/arti/economy/45871.html

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近年、韓国と中国との関係は緊密さを増しているが、良好な関係が形成されたのは比較的最近である。1980年代末まで続いた冷戦体制下では両国は敵対的な関係にあり、経済関係も限定的であった。92年8月の国交正常化以降、韓国と中国との貿易は急拡大し、2003年に中国がアメリカを抜いて韓国の最大の輸出相手国、2007年には日本を抜き最大の輸入相手国となった。

国交正常化後しばらくの間は、韓国から中国に主として工業製品が輸出され、中国から資源や農産物などの一次産品が輸入される垂直貿易であった。2000年代に韓国から中国への直接投資が急増したのを契機に、韓国から部品や機械の輸出が誘発されるようになり、近年では産業内貿易が拡大している。

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経済面に加えて安全保障面でも重要な存在になったため、韓国政府は日本よりも中国を重視する外交を展開するようになった。2013年6月末に実施された韓中首脳会談後の共同声明で、「中韓戦略的協力パートナーシップ」を充実させることが明記された。

その一方、対中輸出依存度の上昇により、韓国経済は中国経済の変動の影響を強く受けるようになった。この数年中国経済の減速に伴い輸出が成長のエンジンとして十分に機能せず、韓国経済は低成長を余儀なくされているほか、経営が悪化する企業も現れている。韓国は中国重視とその影響回避のジレンマに置かれている。


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[ 2023年02月10日 07:50 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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