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「K-POP」の生みの親「SMエンターテインメント」経営権紛争で韓国音楽業界を襲う地殻変動

東方神起や少女時代などを輩出した“K-POP御三家”の一角を占める「SMエンターテインメント」が経営権紛争に巻き込まれた。小額株主の支援を得ているファンド会社「アライン・パートナーズ」が筆頭株主のイ・スマン前代表を職位解除して勃発したこの紛争に、IT大企業のカカオを擁する「カカオ・エンターテインメント」とK-POP1位企業のHYBE(ハイブ)が飛び込み、K-POP業界に地殻変動の激震が巻き起こっているのだ。

SMエンターテインメント(以下、SM)の創業者であるイ・スマン前代表は、「K-POP」というジャンルを作り上げた立役者だ。 1952年ソウル生まれのイ氏は、ソウル大学在学中に歌手として韓国芸能界にデビューした。その後、ラジオパーソナリティやテレビ司会者などでも大活躍し、万能エンターテイナーとして人気を博した。1981年、突然、芸能活動を一時中止し、コンピューター工学を学ぶためにアメリカへ留学。そこで当時流行していたMTVとアメリカのエンターテインメント産業に感銘を受けたイ氏は、音楽プロデューサーになる夢を育んだ。85年に帰国したイ氏は、芸能界に復帰し、自分の名前のイニシャルを取って「SM企画」を設立する。

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2022年3月の株主総会を控え、SM株式の約1%を確保した私募ファンド「アラインパートナーズ」が小額株主たちを説得し、SM側に経営監査を要求した。 この監査を通じて、ライク企画がSMから毎年営業利益の30~40%を受け取っている事実を把握したアラインパートナズは、イ・スマン氏と理事陣を背任疑惑で告訴するとした一方、SM側に支配構造の改善を要求した。

苦境に立たされたSM理事陣は2023年2月、ライク企画との契約を早期終了し、イ・スマン氏を総括プロデューサー職から退かせる一方、有償増資を通じてカカオ・エンターテインメントに9%の株式を譲渡すると明らかにした。 この発表はSM株式の約18.5%を保有している筆頭株主のイ・スマン氏を激怒させた。イ氏は直ちに「有償増資禁止仮処分申請」を裁判所に提出すると共に、保有している株式の大部分をHYBEに売却すると発表する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cfbbc72d9ad25bae9be7eaeb7af97ae9299e4582?page=2

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韓国人気グループのBTS(防弾少年団)などを擁する総合エンターテインメント企業のHYBEが、大手芸能事務所SMエンタテインメントの筆頭株主となり、SM創業者で筆頭株主の李秀満前総括プロデューサーが保有する18.46%の株式のうち14.80%を4228億ウォン(約440億円)で取得する契約を結んだ。SMエンタテインメントは李氏が独占的にプロデュースを担い、SMの営業利益のかなりの部分が支払われていることが問題視され、同社は昨年末で李氏の総括プロデューサー契約を打ち切った。

同社は先ごろ、マルチプロデュース体制への転換を発表。韓国インターネットサービス大手のカカオが新株と転換社債の引き受けによりSMの株式の9.05%を取得し、両社が戦略的に提携すると発表した。これに対しHYBEと李氏が手を結び、HYBEは李氏からSMの株式を取得して筆頭株主となり、さらに少数株主が保有するSM株の公開買い付けも進めている。HYBE傘下の芸能事務所にはBTSをはじめ、SEVENTEEN(セブンティーン)やTOMORROW X TOGETHER(TXT、トゥモロー・バイ・トゥギャザー)、ENHYPEN(エンハイフン)、NewJeans(ニュージーンズ)、LE SSERAFIM(ル セラフィム)などの人気グループが所属する。


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[ 2023年02月17日 07:35 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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