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高齢化進む韓国、無料乗車券が財政圧迫…「シルバーデリバリー」に打撃

韓国では40年前から、65歳以上の国民に無料乗車券を配布し、高齢者の活動を助成してきた。だが高齢化が急速に進む一方で地下鉄の運営費は高騰しているため、この制度は財政を圧迫。一部の都市は国による費用の部分的負担を求めており、配布対象年齢の引き上げも検討されている。

無料乗車券は40年前から全国的に65歳以上に支給され、高齢者の活動を守るため評価されている。ただ一部の都市は、国による費用の部分的負担を求めており、運賃の大幅な値上げや、対象年齢の引き上げをちらつかせている。財務省は断固反対の立場。省は地下鉄の建設や改良に資金を提供しているのだから、運営費は地方自治体が負担すべきだと主張している。ソウル市は昨年12月、地下鉄運賃を最大30%値上げする計画を発表。ただ、高齢者の無料乗車券は継続される。

「雇用条件は、無料乗車券の利用を前提に設定した。配達の仕事は地下鉄での移動が多く、費用もかかるからだ。65歳以上のシニアを採用しているのはそのためだ。若者を採用しようとしたこともあるが、この業界で65歳以下の採用は無理だ」(地下鉄デリバリーサービス経営者)
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2ab6afb1bf9e727541e58911effdfc118029eca

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「老人地下鉄宅配」は文字どおり、高齢者が地下鉄を利用して、主に重量の軽い書類や衣類などを宅配するサービスだ。65歳以上は地下鉄乗車が無料なため経費が削減できる分、宅配料も低廉に設定できる。これに目をつけた業者が10数年前から始め、「老人地下鉄宅配」「お年寄り地下鉄宅配」の名で呼ばれるようになり、今ではインターネットで検索するとおびただしい数の会社がずらりと並ぶ。

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2004年からは行政も高齢者の社会とのつながりや生きがいなど「QOL(クオリティオブライフ)」という観点から参入し、ソウル市では25区のうち9区で傘下機関が運営。名称も「ジェントルマン宅配」や「コツコツ歩く宅配」など。全体で288人(2016年6月10日現在)の高齢者を雇用している。現在雇用数はさらに拡大している。比較的軽い荷物を地下鉄を利用して運ぶため負担も少ないだろうというわけでは無い。地下鉄では必ずしも座れるわけではないので、立ちっぱなしの時もある。宅配料はだいたい6000ウォン(約540円)からで距離により料金が上がっていく。これはバイク便よりも30~50%安い価格。取り分は会社が3で宅配人が7。


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[ 2023年02月18日 08:28 ] カテゴリ:韓国社会 | TB(0) | CM(0)
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