韓国経済News

韓国の朴振（パク・ジン）外交部長官は16日（現地時間）、オランダ・ハーグで同国のフクストラ外相と初の戦略対話を行った。　両国は昨年の首脳会談で外相による戦略対話を開くことで合意していた。

両氏はパンデミックやウクライナ戦争、技術競争などによる供給網（サプライチェーン）の混乱の中、世界の供給網の安定的な管理を通じた経済安全保障の強化が重要との認識で一致。半導体や原発分野での協力について議論し、両国間の貿易と投資の拡大を進めていくことで合意した。　韓国の外交部当局者は聯合ニュースに対し、「オランダは半導体装置を生産する国で、われわれはそれで半導体を生産する国」として、「供給網分野での緊密な協力について踏み込んだ議論が行われた」と明らかにした。

オランダは米国が主導する対中国半導体輸出規制に参加することで合意したとされ、韓国とオランダが安定的な供給網管理について議論したことは注目を集める。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf73ec5aee071052c9875bea4e9be6f7657011c0

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韓国とオランダはルッテ氏が昨年11月に訪韓した際、両国関係を「戦略的パートナー」に格上げしている。ルッテ氏は両国関係が戦略的パートナーに格上げされたことを受け、経済安全保障や国防、バイオ・新再生可能エネルギーなどの分野で協力を強化したい考えを示した。　両氏は朝鮮半島やウクライナの情勢についても意見交換し、国際社会が一致した対応を取るよう意思疎通と連携を強化していくことで一致した。



朴氏は韓国政府が昨年12月に発表した独自のインド太平洋戦略に関して説明。オランダと緊密に協力したい考えを表明した。また、2030年国際博覧会（万博）の釜山誘致に向けた取り組みを説明し、オランダの支持を要請した。朴氏は人工知能（AI）の責任ある軍事利用に向けた高官級会議などに出席するため、オランダ・ハーグを訪れている。韓国の外交部長官がオランダを訪問するのは約8年ぶりとなる。

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