韓国経済News

企業分析を専門とする韓国CXO研究所が22日に発表した分析結果によると、韓国で映画・ドラマ・音楽・ウェブトゥーン（縦スクロール漫画）・ウェブ小説などコンテンツ関連の保有株式の評価額（2月10日基準）が100億ウォン（約10億円）を超える個人株主は34人で、評価額の合計は4兆1174億ウォンだった。

34人のうちトップは、BTS（防弾少年団）をはじめ多数の人気グループを抱える総合エンターテインメント企業、HYBE（ハイブ）の房時赫（パン・シヒョク）取締役会議長。房氏はHYBEの筆頭株主で、同社の株式31．8%を保有し、評価額は2兆5684億ウォンに上る。

韓国財界での房氏の株式資産の規模は、李在鎔（イ・ジェヨン）サムスン電子会長、徐廷珍（ソ・ジョンジン）セルトリオン名誉会長、カカオ創業者の金範洙（キム・ボムス）氏、鄭義宣（チョン・ウィソン）現代自動車グループ会長、徐慶培（ソ・ギョンベ）アモーレパシフィック会長、崔泰源（チェ・テウォン）SKグループ会長に次いで7位。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa5adf01b107876891c31487ea029f835718ea31

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BTSとともに急成長したHYBEが、東方神起やNCTを擁するK-POPの生みの親、SMエンターテインメント（以下、SMエンタ）の株式を取得したことが、韓国のみならず、日本の音楽関係者にも大きな衝撃を与えている。HYBEはイ・スマン氏が保有している持ち分18.5％のうち14.8％の株式を4228億ウォン（約420億円）で買い取る契約を結んだと発表したのだ。これにより、同社はSMの筆頭株主となる。



さらに、HYBEはさらなる影響力を持つべく3月1日を期限にTOB（株式公開買い付け）を実施し、SMエンタ株を43.5％まで買い増す計画を発表。同社は1株あたり9日終値ベースで2割超のプレミアム価格となる1株あたり12万ウォンで買い取るとしている。HYBEのパン・シヒョク氏（50歳）もアーティスト出身の創業者で、数々の名曲を生み出した作曲家で音楽プロデューサーである。同氏も名門ソウル大学出身で、パン・シヒョク氏とイ・スマン氏はともに尊敬し合う関係と言われている。

同氏は22005年にビッグヒット・エンターテインメントを設立。同社は新興企業だったにもかかわらず、2013年にデビューしたBTSの世界的な活躍によってSMエンタを含めた「韓国エンタメ3大事務所」を売上高、時価総額で一気に抜き去り、「一強」とも言われる地位に上り詰めている。現在ビッグヒットなどを傘下に置くHYBEには、Tomorrow X Togetherや、NewJeans、LE SSERAFIMなどが所属している。

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