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韓国製造業の在庫率が通貨危機以来の最高水準

製造業の在庫率が1月基準で1998年通貨危機以来の最高水準となった。半導体の在庫が雪だるま式に増えている。統計庁が2日に発表した「2003年1月の産業活動動向」によると、今年1月の製造業の在庫率(在庫量/出荷量)は120%だった。前月比2.2ポイント上昇した。これは通貨危機だった1988年(123.3%)以来の最高水準。新型コロナの影響で在庫率が高まった2020年5月(115.1%)より高い。

在庫は特に半導体で急速に増えている。1月の半導体の在庫は前月比28%増えた。世界主要国のインフレと景気沈滞でスマートフォン・コンピューター・テレビなどの消費が減少した影響だ。通信・放送装備(22.6%)、機械装備(11.3%)も在庫が増えた。大韓民国という工場を運営する3大軸の生産・投資・消費のうち投資・消費が前月比で減少した。在庫が積もれば新規投資も先延ばしになる。1月の設備投資は前月比1.4%減少した。昨年12月(-6.1%)に続いて2カ月連続の減少だ。

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消費動向を示す小売販売額指数は103.9(2020年=100)と前月比2.1%落ち、昨年11月(-2.1%)、12月(-0.2%)に続いて3カ月連続の下落となった。物価高・高金利の影響だ。統計庁のキム・ボギョン経済動向統計審議官は「2021年の新型コロナの影響で室内活動が増え、家電製品など耐久財を中心に急激に増加していた消費が最近鈍化した」と説明した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f62da779865fe3a9f3f3692e8e56a6ad37394c0e

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昨年6月、世界の製造業の在庫が急増している。主要約2300社の3月末の在庫は2021年12月末比約970億ドル(約12兆円)増の1兆8696億ドルとなり、増加額、絶対額とも過去10年で最大となった。原材料を積み上げたり供給網混乱などで製品を出荷できなかったりしたのが響いた。足元で一部製品の需要が減速しており、過剰在庫となる恐れが出ている。

輸出と内需がともに不振をみせるなか、国内製造業の在庫率がほぼ10年ぶりに高水準を記録した。統計庁が昨年12月15日に明らかにしたところによると、10月の製造業在庫率(在庫/出荷比率)は118.7%で、1999年2月に121.4%を記録して以来、9年8か月ぶりの高い数値となった。製造業在庫率は、季節調整済在庫指数を季節調整済出荷指数で割り算出する。数値が高いほど在庫が多いことを意味する。

最近の月別在庫率を見ると、4月までは99.4%だったのが、5月に103.3%まで上がった後、6~10月は107.8%、106.4%、110.0%、115.1%、118.7%と上昇を続けている。 在庫率の上昇は、10月の生産者製品在庫が前年同月に比べ17.6%増加したため。業種別では、コンピューター(484.2%)、半導体・部品(43.3%)、化学製品(31.2%)、自動車(11.2%)などが大幅に上昇した。2022年10〜12月期に製造業の原材料・貯蔵品在庫は22兆円と新型コロナウイルス禍前の1.5倍に膨らんだ。


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[ 2023年03月03日 10:32 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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