韓国経済News

韓国経済を中心に北朝鮮・中国・台湾・日本そしてアメリカの経済状況を掲載するサイトです。
   
韓国経済 韓国社会 韓国政治韓国芸能 日本経済 日本社会 日本政治
韓国経済News TOP  >  韓国経済 >  韓国の1月の半導体在庫、1996年2月以来最速で増加

韓国の1月の半導体在庫、1996年2月以来最速で増加

韓国の1月の半導体在庫は約27年ぶりの高い伸びとなった。経済成長の足を引っ張っているテクノロジー業界の長引く不振を浮き彫りにした。韓国統計庁の2日の発表資料によれば、半導体在庫は前月比で28%急増し、1996年2月以来最大の増加となった。前年同月比では39.5%増えた。

半導体メーカーは、貿易に依存する韓国経済の重要なけん引役であり、前の月の輸出総額の約12%を占めた。世界の半導体需要が低迷する中、2022年10-12月(第4四半期)に韓国経済はマイナス成長となり、今年1-3月(第1四半期)も輸出のさらなる落ち込みで厳しい状況にあるようだ。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-03-02/RQVIAAT0AFB401

スポンサードリンク


世界半導体市場は、年ごとに多少のバラツキは見られるが、マクロ的に見れば右肩上がりの成長を続け、直近の2021年には5529億ドル(58兆円)の大きな市場になっている。 これは自動車業界の市場を少し上回る規模で、半導体が最終製品ではない(部品的)という性格を考えると、いかに大きな産業になっているかがわかる。

2022-12-25-k005.jpg

半導体市場を製品別に見ると、1985年から1995年の10年間で、「その他」が60%から20%に減少したのに対し、メモリが15%から40%と大きく伸びている。また2000年以降は、メモリとその他はあまり変わらないが、マイクロが減少し、ロジックが増加している。メモリの伸びは、画像(特に動画像)などのデータを扱うため大量のメモリ容量が必要になってきたこと、さらに不揮発性メモリとしてのフラッシュ(特にNANDフラッシュ)への需要が急拡大したことが背景にある。

そんな中で半導体在庫量が増加し、韓国経済の成長を支えてきた半導体などの輸出は大きく減少した。特に負の影響を与えているのは、サムスン電子とSKハイニックスが事業運営体制を強化してきたメモリ半導体の市況悪化が止まらない。コロナ禍の発生による一時的なスマホやパソコン需要の急増の反動減によって、短期的にメモリ半導体の価格下落は続くとみる。それに加えて、“ゼロコロナ政策”が終了した中国経済の持ち直しにも時間はかかる。


関連記事

[ 2023年03月04日 07:44 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

サイト内をキーワードや文書で検索
お問い合わせ

お問い合わせ
管理人 MON
連絡先 monma@asahinet.jp