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新三重苦に止まる韓国の輸出…新たな輸出パートナー探せ

アップル、サムスン、インテル、ナイキ、アディダス…。ベトナムに生産工場を置く世界的企業だ。こうした企業の投資の中でベトナムは世界2位の繊維・衣類輸出国であり世界9位の電子製品輸出国に浮上した。ECVホールディングスのデビッド・ルイス代表はウォール・ストリート・ジャーナルを通じ、「ベトナムは世界を支配しようとする野望だけ除けば生産基地として中国が持っている環境をすべて備えた国」と評価した。この数年間の米中対立の中で続いた供給網多角化の流れで、代案が必要な企業にベトナムは魅力的な選択肢という話だ。

生産基地としてのベトナムの浮上は貿易成果でもあらわれる。ベトナム政府が集計した昨年の輸出額は前年比10%増の3718億5000万ドルで、このうち74.4%の2767億6000万ドルは外国人投資(FDI)部門から出たものだ。この投資を基に昨年の対米貿易黒字は949億ドル、対欧州連合貿易黒字は318億ドルに達する。海外投資を通じて生産した製品を先進市場に輸出して利益を出す典型的な生産基地の構造ということだ。

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こうしたベトナムの成長に韓国は早くから乗っていた国に選ばれる。修交から昨年11月までの累積投資額は808億ドルで韓国はベトナムの最大投資国だ。ベトナムが生産基地に成長しただけ韓国の利益も大きくなった。昨年韓国の対ベトナム貿易黒字は過去最大となる342億ドルで、ベトナムは韓国の最大貿易黒字国になった。韓国貿易協会新産業研究室のアン・ビョンソン首席研究員は「ベトナムは工場運営に必要な中間財を韓国から調達する構造。ベトナムが中国の代替生産地に浮上して貿易黒字も30年間で80倍以上拡大した」と分析した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9bac193af4ea34abd9023f896c0e369d2b3e71d4

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中央日報は、昨年の対中輸出額規模は1558億ドル(約21兆円)。。東南アジア地域と米国、欧州などを抜き依然として韓国の最大の輸出相手国は中国。21世紀に入って中国経済が急浮上し、20年以上にわたり韓国が中国に中間財を輸出すれば中国が完成品を作って全世界に売る公式が韓国経済を牽引した。しかしこの公式は最近になって異常信号を出している。2018年以降25%ほどを占めていた韓国の対中輸出の割合は昨年22.8%まで落ちたと報じている。

対中輸出不振は貿易収支に直撃弾となった。昨年の対中貿易収支は12億5000万ドルの黒字で、2021年の242億8000万ドルの5%にとどまる。過去最大の黒字だった2013年の628億ドルと比較すると2%水準にすぎない。さらに大きな問題は、半導体と電気自動車、バッテリーなど韓国が主導する先端産業の供給網に中国の影響力が大きいという点だ。2000年だけでも米国が世界の電機と光学機器部門で中間財の27%を担当していたが、2021年には中国が16%を占めた。米中対立により先端産業で中国の立地が揺らげば韓国も影響を受けるほかない。


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[ 2023年03月06日 07:41 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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