韓国経済News

韓国経済を中心に北朝鮮・中国・台湾・日本そしてアメリカの経済状況を掲載するサイトです。
   
韓国経済 韓国社会 韓国政治韓国芸能 日本経済 日本社会 日本政治
韓国経済News TOP  >  韓国経済 >  韓国の格付け フィッチが「AAマイナス」を維持

韓国の格付け フィッチが「AAマイナス」を維持

格付け大手のフィッチ・レーティングスは13日、韓国の国債格付けを上から4番目の「AAマイナス」、格付け見通しを「安定的」にそれぞれ据え置いたと発表した。

同社は北朝鮮を巡る地政学的リスク、ガバナンス指標、高齢化など否定的要因はあるものの、対外的な健全性やマクロ経済上の成果、輸出の勢いなどを反映したと説明した。 また韓国の2023年の国内総生産(GDP)成長率を1.2%と見通した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/29106b2a54257e538055dd39fafdb43804526b3c

スポンサードリンク


韓国企画財政部は昨年1月27日、信用格付け会社のフィッチ・レーティングスが韓国の信用格付けをAAマイナス(安定的)に据え置いたと発表している。

1.総評
韓国の信用格付けは、輸出などの強い対外健全性や経済回復の成果といった韓国経済の強みと、北朝鮮関連の地政学的な緊張、ほぼ同格の国に比べて低い水準の世界銀行の「世界ガバナンス指標(WGI)」、高齢化に伴う構造的なリスク要因などを反映した結果。信用評価の観点では、国家財政は短期的には債務増加に耐えられる水準にあるものの、中期的には信用格付けの圧迫要因となる可能性がある。

2023-03-14-k002.jpg

2.成長
消費の回復、好調な輸出などにより、2022年のGDP成長率は3%台を見込む。新型コロナウイルス対策としての社会的距離の確保強化、オミクロン型変異株の感染拡大といったリスクにもかかわらず、消費の回復は続くとみられる。輸出は好調さは続くものの、中国の成長減速などの影響で、勢いはやや鈍る見通し。

3.財政
韓国政府が提出した補正予算案を考慮すると、財政収支は2021年と比べ改善するとみられ、国家債務の増加幅もほぼ同格の国と類似した水準(注)になると予想。政府では「積極的な財政支出および財政赤字の容認」の基調が強まっているとみられる。これは高齢化に伴う長期的な支出の要因が存在する状況下で、中期的に信用格付けを圧迫する要因として働く可能性がある。

4.通貨
金融リスク、物価上昇率の管理などを理由に2022年に、韓国銀行が基準金利を0.25%ずつ2回にわたり引き上げると予想。高い物価上昇律は一時的な現象とみられ、2022年から2023年にかけて物価上昇圧力は徐々に緩和する見通し。

5.対内外のリスク
不動産価格の上昇で2021年の家計債務は急増したものの、家計資産、返済能力などを踏まえると、リスクはうまく抑えられていると評価。


関連記事

[ 2023年03月14日 07:40 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

サイト内をキーワードや文書で検索
お問い合わせ

お問い合わせ
管理人 MON
連絡先 monma@asahinet.jp