韓国経済News

「作戦に失敗した指揮官は許せても、警戒に失敗した指揮官は許せない」。ダグラス・マッカーサー将軍の話として広く知られている。ビジネスでは「取引に失敗した職員は許せても、接待に失敗した職員は許せない」という話がある。外交でも儀式は重要だ。そのため、16～17日の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領の訪日での私の関心はオムライスだった。

ジョージ・ブッシュは居酒屋の有名店、バラク・オバマは寿司の有名店、ドナルド・トランプは鉄板焼きの有名店で温かく接待されたのを見たことがある私は、尹大統領もオムライスの有名店で同ランクの待遇を受けるのだと感涙した。だが、首脳間の親交を確かめるためには、手のひらの半分ほどのオムライス1皿だけでは不足すると思われた。

夜遅くに検察庁で食べるジャージャー麺を懐かしみ、検察官として再びカムバックしたという尹大統領の食欲だと、オムライスはあっという間に消えてしまうはずなので、雰囲気が冷めてしまうのではないかと心配になった。「その有名店はトンカツでも有名なので、トンカツをつまみにして、生ビールを飲んで、オムライスで食事をしたのか」など、ありとあらゆる想像をした。

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ところが、すき焼きの有名店で夕方にまず食事をして、オムライスの有名店に行くという発表をみて、“メンタル崩壊”に陥った。夕食を2回食べるというのか。多くの人に会うため昼食と夕食をそれぞれ2回取る韓国の政治家の慣行に対応する細心の配慮なのか、でなければ、二次会では「ご飯が最高のおつまみ」という韓国の飲み方に日本が細心の配慮をして、オムライスをメインにせず生ビールで接待しようということなのか、混乱した。
http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/46269.html



韓国の大統領が日本を訪れるのは、文在寅大統領がG20大阪サミットのために来日して以来、約4年ぶり。この時は、日韓首脳会談は行われていない。また2国間レベルでは李明博大統領以来、約12年ぶりとなる。16日の夕食会では、異例の“2次会”が準備された。場所は、尹大統領が日本に来たときには必ず行くというお気に入りの洋食店。オムライスが“忘れられない味”だという。ある政府関係者は「日韓は文化が似ている。１次会はちゃんとした店で食事して、2軒目は馴染みの店で胸襟を開いて話そうということだ」と話している。

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