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サムスン、「半導体の人為的減産はしない」

サムスン電子が、メモリー半導体需要の持続的減少にともなう収益性悪化にも「人為的減産はしない」という基調を維持することにした。サムスン電子のイ・ジェヨン会長が最近、DS部門長(社長)など半導体事業部の首脳部とワークショップを開きこのように決定した。

サムスン電子が26日明らかにしたところによると、イ会長、Kye Hyun Kyung社長、イ・ジョンベ メモリー事業部長(社長)は20日、ソウルの瑞草社屋でワークショップを開いた。この場で事業部の一部は減産の必要性を提起したが、イ会長が減産はしない方向を決めたと知られた。ただし、4月初めに第1四半期の暫定実績を発表する企業説明会(IR)に先立ち、再びワークショップを開く可能性が高く、人為的減産はしないという基調が変わる可能性も開かれている。サムスン電子は、今年に入って工程転換による自然的・技術的減産は進めている。

昨年下半期から成長傾向が衰えたメモリー半導体市場は、今年に入ってさらに悪化している。SKハイニックスとマイクロンの2・3位企業は昨年から損失を減らし市況反騰時期を繰り上げるために投資縮小と減産に突入した。反面、サムスン電子は1月のワークショップで人為的減産を検討したが、しないことにした。2月に続いて開かれた3月のワークショップでもこうした政策基調を固守した。

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業績も悪化している。サムスン電子・SKハイニックスの今年第1四半期の実績展望値は、四半期末が迫るにつれますます下がった。この日FNガイドによると、サムスン電子の第1四半期営業利益展望値は1兆5千億ウォン(約1500億円)にとどまり、SKハイニックスの営業赤字は3兆5千億ウォン(約3500億円)に達する。1カ月前の展望値に比べ、サムスン電子の営業利益は1兆ウォン(約1000億円)ほど減り、SKハイニックスは営業赤字が1兆ウォン(約1000億円)ほど増えた。
http://japan.hani.co.kr/arti/economy/46297.html

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サムスン電子は2022年10月7日、2022年7~9月期の暫定業績を発表した。売上高は76兆ウォン(約7兆8000億円)で前期比1.55%減少、営業利益は10兆8000億ウォン(約1兆300億円)と同23.4%も減少した。韓国の証券業界は、世界的な景気悪化とインフレの影響でメモリー半導体の価格が下落していることから、サムスン電子の業績も78兆ウォン(約8兆円)前後、営業利益は11兆8000億ウォン(約1兆2000億円)前後に落ち込むと予想していた。しかし暫定業績はそれを下回る結果となった。

サムスン電子の業績はメモリー半導体の価格に大きく依存する。メモリー半導体の価格に左右されない経営体制にしていくため、同社は2030年までにシステム半導体(非メモリー半導体、ファウンドリーなど)でも世界1位になることを目標に掲げる。半導体を委託生産するファウンドリー事業は、注文が減っているとはいえ、メモリー半導体よりは業績が安定している。現時点でメモリー半導体の減産に関し議論したことはない。人為的な減産はしない。市場に深刻な供給不足または供給過剰が起こらないよう努力していると話している。


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[ 2023年03月28日 08:55 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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