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韓国通貨当局、ウォン安防御に昨年は過去最大となる60兆ウォン投入

昨年、米連邦準備制度理事会(FRB)の急激な利上げで急激なウォン安ドル高になると、韓国通貨当局は約60兆ウォンの外貨資産を売ったことが分かった。

韓国銀行(韓銀)が30日にホームページに公開した「2022年10-12月期通貨当局取引」によると、通貨当局が昨年10-12月に市場安定化のために実施した為替純取引額は-46億400万ドル(約6兆ウォン、約6160億円)だった。為替純取引額は買った金額全体から売った金額全体を差し引いた金額。ただ、過去最大だった昨年7-9月期(-175億4300万ドル)と比べると規模は縮小した。

昨年の年間基準の為替純取引額は-458億6700万ドルで、年平均為替レート(1ドル=1292.2ウォン)を適用すると59兆2700億ウォンとなる。昨年末基準の外貨準備高(4231億6000万ドル)の10分の1を超える。これは2019年に為替市場安定措置を公開して以降の最大値。当局の市場介入増加などで外貨準備高は2021年末の4631億2000万ドルから昨年末は4231億6000万ドルと約400億ドル減少した。

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ただ、韓銀は現在の外貨準備高は懸念される水準ではないという。韓銀関係者は「純対外金融資産(対外金融資産-対外金融負債)が十分であり、短期外債比率などを考慮すると、懸念される状況ではない」と伝えた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/726777fb06e33747c71d61138bc81cf7088115a0

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韓国銀行(中央銀行)は、外貨準備高が9月末時点で4,167億7,000万ドルと発表している。前月末に比べ196億6,000万ドル減少し、リーマン・ショック時の2008年10月(274億2,000万ドル減)以降で最大の減少幅を記録した。為替相場変動に対する緩和措置(ドル高に対する通貨防衛など)や、ドル高によるその他の外貨建て資産のドル換算額の減少、金融機関の外資預金の増加などにより、外貨準備高が減少した。また通貨危機を懸念する声に対して、現在の外貨準備高は十分な水準にあるとしている。

外貨準備高の内訳をみると、全体の9割以上を占める有価証券が前月比155億3,000万ドル減の3,794億1,000万ドル、預金が前月比37億1,000万ドル減の141億9,000万ドルだった。その他、IMFの特別引出権(SDR)が141億5,000万ドル、IMFポジションが42億3,000万ドル、金が47億9,000万ドル。なお、8月末時点で韓国の外貨準備高は、中国、日本、スイス、ロシア、インド、台湾、サウジアラビアに次ぎ、8番目に多かった。


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[ 2023年04月02日 07:50 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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