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韓国経済「大黒柱」半導体不況…14年ぶり最悪

輸出の20%を占めて韓国経済の「大黒柱」の役割をする半導体の景気が年初から大きく悪化した。韓国経済全体でみると鈍化の流れはやや良くなったが、半導体生産がおよそ4年ぶりの最大減少となり、冷や水を浴びせた。

統計庁が31日に発表した「2023年2月産業活動動向」によると、2月の全産業生産指数(季節調整・農林漁業除く)指数は109.4(2020年=100)と、前月比で0.3%上昇した。産業生産は昨年10月(-1.1%)、11月(-0.5%)に減少し、12月(0.1%)、1月(0.1%)、2月(0.3%)には小幅上昇した。

ただ、鉱工業生産は前月比3.2%下落した。輸出の比率が大きい半導体(-17.1%)、自動車(-4.8%)の生産減少幅が目立った。特に半導体の生産は前月比17.1%減、前年同月比41.8%減となった。前月比の減少幅は2008年12月(-18.1%)以来14年2カ月ぶりの最大幅だ。

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2月の製造業在庫率(出荷に対する在庫比率)は120.1%だった。前月比0.7ポイント低下した。しかし今年1月の在庫率(120.8%)が通貨危機だった1998年(123.3%)以来の最高値だった点を考慮する必要がある。半導体の在庫は前月比でむしろ3.9%増加した。1月に半導体の在庫が28%急増したが、さらに増えた。在庫の増加は象徴的な景気下降信号だ。在庫が増えるほど景気回復速度が遅くなる。在庫を先に消化して生産するからだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffce58cdce80f7bd032347ce6dfbfeef417f90de

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3月の輸出は地域別では、中国向けが33.4%減少。10カ月連続で減少し、09年1月以来最大の落ち込みを記録した。輸出立国の韓国にとって、中国は最重要の輸出先だ。2021年の韓国の輸出全体に占める対中輸出の割合は25.3%、これに香港を加えると31.1%にも達する。その結果、対中輸出の好不調が韓国の輸出全体に、ひいては韓国経済に、大きく影響を及ぼすようになった。

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2021年の韓国の対中輸出は1,629億ドルと、過去最高を更新した。しかし、こと対中輸出に関しては、決して楽観視できる状況にない。かつて増加基調にあった対中輸出は2013年を境に局面が変化し、それ以降は伸び悩んでいる。対中輸出は、すべての品目で一様に伸び悩んでいるわけではない。増加している品目と減少品目があり、これらが相殺しあった結果、全体としての伸び悩みにつながっている。


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[ 2023年04月04日 07:54 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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