韓国の輸出1位の国、20年ぶりに中国から米国へ移動
韓国経済のエンジンの役割を果たしてきた輸出戦線に、構造的な挑戦が押し寄せている。最近の輸出減少と貿易赤字の累積は、景気下降や特定品目の不振というレベルにとどまらない、数年間続いてきたグローバル貿易環境の変化が本格的に反映された結果だという分析が出ている。
長期化する米中貿易紛争や、コロナ禍を経て明確になったサプライチェーンの変化、世界経済のブロック化現象などが韓国の輸出に波紋を起こしているという意味だ。この20年のあいだ中国が占めてきた韓国の輸出市場1位の座が、米国へと移る兆しをみせているのも、このような構造的な流れによるものだ。
専門家は「過去の輸出下降・回復時期(平均12カ月持続)とは様相が違う。今後の輸出部門の回復ルートを予想するのは難しい」として「輸出戦略の大転換が必要だ」という診断を出す。
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12日に調べた政府と韓国貿易協会の貿易統計資料によると、今年に入り1~3月の韓国の総輸出に占める対中輸出の割合(金額ベース)は19.5%。第1四半期の実績ではあるが、中国への輸出の割合が20%以下に下がったのは2005年以後初めてだ。対中輸出の割合は2000年は10.7%だったが、2018年には26.8%にまで拡大した。しかし2018年秋に起きた米中関税紛争が半導体・通信・二次電池などハイテク部門にも広がり、対中輸出の割合は最近5年間で7.3%ポイントも下落。
https://japan.hani.co.kr/arti/economy/46460.html

韓国関税庁は、2022年通年の輸出入統計(確定値)を発表した。輸出額は前年比6.1%増の6,837億5,000万ドル、輸入額は18.9%増の7,312億1,700万ドルで、貿易額は前年に続き過去最高となった(2022年1月21日記事参照)。また、2022年12月まで、22カ月連続で月間500億ドルを突破した。しかし、貿易収支は474億6,700万ドルの赤字と、2008年以降14年ぶりの赤字になった。
輸出を品目別(注)にみると、石油製品(前年比65.1%増)、精密化学原料(73.6%増)などが大きく増加した。半導体の輸出額は2022年9月まで17カ月連続で100億ドルを記録し、下半期の価格下落にもかかわらず過去最高実績となった。国・地域別の輸出額では、ゼロコロナ政策や対ロシア制裁などの影響により、中国とCIS諸国向けは減少したが、ASEAN諸国や米国向けが増加した。ASEAN諸国は半導体、平板ディスプレイおよびセンサー、石油製品を中心に前年比14.8%増、米国は自動車、バッテリーを中心に14.5%増となった。
輸入を品目別にみると、前年に引き続き原油(前年比57.9%増)、天然ガス(96.5%増)が大幅に増加したほか、石炭(92.6%増)、精密化学原料(61.2%増)なども増加した。国・地域別の輸入額では、中東は原油や石油製品などで前年比67.7%増と大幅に増加した。アフリカ、大洋州は石炭や天然ガスによりそれぞれ36.8%増、36.6%増となった。日本は半導体などの増加により、0.1%増の547億700万ドルと微増。
長期化する米中貿易紛争や、コロナ禍を経て明確になったサプライチェーンの変化、世界経済のブロック化現象などが韓国の輸出に波紋を起こしているという意味だ。この20年のあいだ中国が占めてきた韓国の輸出市場1位の座が、米国へと移る兆しをみせているのも、このような構造的な流れによるものだ。
専門家は「過去の輸出下降・回復時期(平均12カ月持続)とは様相が違う。今後の輸出部門の回復ルートを予想するのは難しい」として「輸出戦略の大転換が必要だ」という診断を出す。
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12日に調べた政府と韓国貿易協会の貿易統計資料によると、今年に入り1~3月の韓国の総輸出に占める対中輸出の割合(金額ベース)は19.5%。第1四半期の実績ではあるが、中国への輸出の割合が20%以下に下がったのは2005年以後初めてだ。対中輸出の割合は2000年は10.7%だったが、2018年には26.8%にまで拡大した。しかし2018年秋に起きた米中関税紛争が半導体・通信・二次電池などハイテク部門にも広がり、対中輸出の割合は最近5年間で7.3%ポイントも下落。
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韓国関税庁は、2022年通年の輸出入統計(確定値)を発表した。輸出額は前年比6.1%増の6,837億5,000万ドル、輸入額は18.9%増の7,312億1,700万ドルで、貿易額は前年に続き過去最高となった(2022年1月21日記事参照)。また、2022年12月まで、22カ月連続で月間500億ドルを突破した。しかし、貿易収支は474億6,700万ドルの赤字と、2008年以降14年ぶりの赤字になった。
輸出を品目別(注)にみると、石油製品(前年比65.1%増)、精密化学原料(73.6%増)などが大きく増加した。半導体の輸出額は2022年9月まで17カ月連続で100億ドルを記録し、下半期の価格下落にもかかわらず過去最高実績となった。国・地域別の輸出額では、ゼロコロナ政策や対ロシア制裁などの影響により、中国とCIS諸国向けは減少したが、ASEAN諸国や米国向けが増加した。ASEAN諸国は半導体、平板ディスプレイおよびセンサー、石油製品を中心に前年比14.8%増、米国は自動車、バッテリーを中心に14.5%増となった。
輸入を品目別にみると、前年に引き続き原油(前年比57.9%増)、天然ガス(96.5%増)が大幅に増加したほか、石炭(92.6%増)、精密化学原料(61.2%増)なども増加した。国・地域別の輸入額では、中東は原油や石油製品などで前年比67.7%増と大幅に増加した。アフリカ、大洋州は石炭や天然ガスによりそれぞれ36.8%増、36.6%増となった。日本は半導体などの増加により、0.1%増の547億700万ドルと微増。
≪ 米テスラ、中国・上海に大型蓄電池工場、年間1万基生産へ | HOME | 日本政府、G7共同声明で「福島原発汚染水放出」支持獲得に失敗 ≫
韓国の輸出品の主力は海外他社の先行品をテンプレにした
同等品コモディティ(普通品)であった。
中国は韓国製のコモディティを国産化して韓国依存を
減らしてきたという流れ。
自動車はその典型だが、さらに状況が悪いのは、韓国
(現代自動車)は中国市場をろくに調べないで、既存の
車種をもっていくだけだから人気を取れず売れない。
同等品コモディティ(普通品)であった。
中国は韓国製のコモディティを国産化して韓国依存を
減らしてきたという流れ。
自動車はその典型だが、さらに状況が悪いのは、韓国
(現代自動車)は中国市場をろくに調べないで、既存の
車種をもっていくだけだから人気を取れず売れない。
[ 2023/04/17 11:47 ]
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常に海外情勢に左右され外貨の変動でも影響大である。
高付加価値品を作るしかないが、その高度な技術を持続的に維持しなければならない。
出来るかなぁ。