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韓国の対中輸出、当面は低調続く…今年下半期から回復

韓国銀行(中央銀行)は17日に公表したリポートで、韓国の対中輸出は当面は予想よりも弱い状態が続くが、中国経済再開の影響が本格的に出始めるにつれて今年下半期には回復が見込まれると指摘した。

中国の景気回復は内需中心で、製造業の在庫が高止まりしていることから韓国の輸出は恩恵が十分受けられないでいると分析した。リポートは、中国経済が1%ポイント成長した場合の韓国経済に及ぶ押し上げ効果について、サービス業主導のケースでは0.08%ポイント、製造業主導のケースでは0.11%ポイントとの推定値を示した。

中国向け輸出は、機械や鉄鋼製品などの非IT(情報技術)製品がけん引する形で、今年下半期には徐々に改善すると予想されるとした。世界のITサイクルと中国の産業構造の変化については不確実性があるとしたほか、国内経済に恩恵をもたらす当面の要因として中国人観光客の回復を挙げた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d908ee79667da027a07be680eb4f7a005dbd0b3

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近年、韓国と中国との関係は緊密さを増しているが、良好な関係が形成されたのは比較的最近である。1980年代末まで続いた冷戦体制下では両国は敵対的な関係にあり、経済関係も限定的であった。92年8月の国交正常化以降、韓国と中国との貿易は急拡大し、2003年に中国がアメリカを抜いて韓国の最大の輸出相手国、2007年には日本を抜き最大の輸入相手国となった。

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国交正常化後しばらくの間は、韓国から中国に主として工業製品が輸出され、中国から資源や農産物などの一次産品が輸入される垂直貿易であった。2000年代に韓国から中国への直接投資が急増したのを契機に、韓国から部品や機械の輸出が誘発されるようになり、近年では産業内貿易が拡大している。

経済面に加えて安全保障面でも重要な存在になったため、韓国政府は日本よりも中国を重視する外交を展開するようになった。2013年6月末に実施された韓中首脳会談後の共同声明で、「中韓戦略的協力パートナーシップ」を充実させることが明記された。

その一方、対中輸出依存度の上昇により、韓国経済は中国経済の変動の影響を強く受けるようになった。この数年中国経済の減速に伴い輸出が成長のエンジンとして十分に機能せず、韓国経済は低成長を余儀なくされているほか、経営が悪化する企業も現れている。韓国は中国重視とその影響回避のジレンマに置かれている。


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[ 2023年04月18日 08:51 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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